「心ばかりの品ですがご笑納ください」とは?
ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈していきます。
「心ばかりの品ですがご笑納ください」とは?
「心ばかりの品ですがご笑納ください」とは、ビジネス上で使われる会話やメールなどにおいて「気持ちばかりの品物ですがお納めいただけますようお願い申し上げます」もしくは「大した物ではございませんがお受け取りいただけますと幸甚でございます」などという意味合いで使われている表現です。
長きにわたって共にビジネスを執り行っている取引先や顧客などに対して、不本意ながらも不利益や損害などを与えてしまった際には、速やかに謝意を示すと共に上記のフレーズを用いてお詫びの品物や金銭などを渡さなければならないような場合もあります。
「心ばかりの品ですがご笑納ください」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「心ばかりの品ですがご笑納ください」とは、「ささやかな品でございますがお納めいただければと思います」ないし「粗品でございますがお受け取りいただけますとありがたく存じます」などという意味合いで用いられている文言です。
文字が示すとおり「笑納」とは「笑ってあるものを納める」などというニュアンスで用いられている言葉で、目上の人や立場が上位の方などに贈り物などをわたす際に使われている文言で、業務上での過ちや失敗などを許してもらいたい場合などに使用されています。
「心ばかりの品ですがご笑納ください」を使った例文
・『先だって弊社が引き起こしてしまいました業務上のミスのお詫びとして、心ばかりの品ですがご笑納ください』
・『一年間にわたってお取引を続けさせていただきましたお礼としまして、心ばかりの品ですがご笑納ください』
「心ばかりの品ですがご笑納ください」の類語や言い替え
・『寸志ではございますがお受け取りいただけますようお願い申し上げます』
・『ほんの気持ちとは存じますがお納めいただけますと幸いです』
・『ささやかな品をお持ちいたしました』
まとめ
「心ばかりの品ですがご笑納ください」とは、ビジネスの場おいて「ささやかな感謝の気持ちとしてお渡しいたします」などという意味合いで使われている表現です。
このフレーズを使用する際にはもっている意味やニュアンスなどをきちんと理解した上で、その時の場面や状況などに応じて適材適所で使いこなしましょう。