この記事では「忘れないうちに」について解説をします。
「忘れないうちに」とは?
思い出せなくならない間に、という意味です。
「忘れない」は「忘れる」を「ない」で打ち消しています。
「忘れる」は、覚えていたことを思い出せなくなるという意味です。
「うち」は、ある時間の間を意味します。
「若いうち」「今日のうち」といった使い方をする言葉です。
「忘れないうちに」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、思い出せなくならない前に何かをしようと考えているときに用います。
その行動をするのは話し手のこともあれば、別の人のこともあります。
たとえば、ある人に電話をしてくださいと頼まれたとします。
このとき自分は別の仕事をしていました。
電話をするのは、この仕事が終わってからの方が切りがよいのですが、作業をしていると「電話をする」ということを忘れてしまう可能性があります。
そのため、いったん今やっていることをやめて、電話をかけることにしました。
このときに「忘れないうちに電話をいたします」といった使い方をします。
頼んだ側の立場からすると、「忘れないうちに電話をしてください」となります。
「ください」では命令をしているように感じられるので、「〜していただけますか」としてもよいでしょう。
問いかけの形にすると表現が柔らかくなります。
「忘れないうちに」を使った例文
・『忘れないうちに届けてきます』
「忘れないうちに」の返答や返信
これからある事柄をしますと返事をもらったときは、「お願いします」の意を伝えるとよいでしょう。
その事柄をしてくれることへのお礼も伝えます。
たとえば、これから物を届けに行きますというのなら、それをしてくれることへお礼を述べて、届けてくれることへ「よろしく」の意を伝えます。
届け終わったときには報告をしてくれるでしょう。
今すぐに行動をしなくてもよい場合でも、時間が経つと忘れてしまう可能性があります。
その人がすぐに行動できるならば、覚えているうちに行動をしてもらった方がよいかもしれません。
まとめ
この言葉は、ある事柄を覚えているうちに何かをしようとしているときに用いるものです。
時間が経つと忘れてしまう可能性があるので、今行動できるならばすぐにでも行動しましょう。
