人に質問した後に使われることがあるのが、「急な質問にもかかわらず」という表現です。
これは感謝に関係している表現ですが、使い方に決まり事や気をつけたい点もあります。
どんな用法が適切なのかを、確かめてみましょう。
「急な質問にもかかわらず」とは?
突然に問いかけた状況だったことの意味があり、相手が質問に回答してくれたことに対し、感謝を述べる際に使われます。
「急な質問にもかかわらず」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
業務上では使い方や場所などの分からない事柄があり、目上の人物に対して突然に質問をする機会があります。
相手からきちんと回答を得られた場合に「急な質問にもかかわらず」と言って、感謝の気持ちを伝える用法が基本です。
対面して用いるほか、メールで使うこともできます。
このフレーズの後には、「ご対応いただきありがとうございます」などの感謝の言葉を組み合わせることができるでしょう。
これは本当に突然の質問だった時に使うべきで、大して急ではない場合には不向きです。
また目上の人物に質問するたび、一々これを口にするのでは、くどい印象となることにも注意が必要です。
「急な質問にもかかわらず」を使った例文
・『今回は急な質問にもかかわらず、ご対応いただきありがとうございます』
・『急な質問にもかかわらず、ご回答いただき嬉しく思います』
「急な質問にもかかわらず」の類語や言い替え
「急にお伺いしたにもかかわらず」は、敬意を込めて尋ねる意味がある「お伺い」を用いて、急な質問をしたのにを表した形です。
「急な質問でしたのに」は、だったのにを丁寧に言う「でしたのに」を用いて同じ意味としています。
「突然の質問にもかかわらず」は、前触れもなく急に質問をした意味の表現です。
「唐突な質問にもかかわらず」は、だしぬけの意味を持つ「唐突」を用い、急な質問だったことを表しています。
まとめ
突然に問いかけたのに回答を貰えたことに感謝を伝えるにあたり、「急な質問にもかかわらず」を用いることができるのでした。
これは「ご対応いただき感謝いたします」など、必ず感謝の言葉と組み合わせて用いることになります。
また質問のたびに一々これを使うとくどくなることには、気をつけてください。
