この記事では、「悔やみきれない」の使い方について分かりやすく説明していきます。
「悔やみきれない」とは?
「悔やみきれない」は、どんなに後悔しても足りない程残念な気持ちを表す言葉です。
「悔やみ+きれない」で成り立っている語で、「悔やみ」は「悔やむ」の連用形で「失敗したことや、十分にできなかったことなどを、あとから残念に思う」、「きれない」は「切れる」の未然形「切れ」+打消の助動詞「ない」が付いた語で、動詞の連用形に付き「〜し終えない」「〜し尽くせない」、全体で「失敗したことや、十分にできなかったことを、後から残念に思う気持ちが尽きない」になります。
「悔やみきれない」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「悔やみきれない」は、既に終わってしまったことで、自分の思い通りにならなかったり、失敗したことに対して、残念に思うお時に使われます。
「悔んでも悔やみきれない」の形で使われることが多くなります。
敬語表現ではありませんので、目上の人や社外の人に対しては言い換える必要があります。
「悔やみきれない」の正しい文章表現
「悔やみきれない」の正しい文章表現は以下の通りです。
・『痛恨の極みにございます』
「痛恨」は「大変残念である」「非常に悔やまれる」、「極み」は「そのことの限度いっぱい」、「ございます」は動詞「ある・いる」の丁寧語「ござる」の連用形「ござり」に、丁寧語「ます」が付いた「ござります」の音変化、全体で「非常に悔やまれることの限度いっぱいである」の敬語表現になります。
「悔やみきれない」を使った例文
「悔やみきれない」を使った例文は以下の通りです。
・『きちんと確認していれば防げたミスであったのに、悔やんでも悔やみきれない』
・『すぐに行動を取らずチャンスを逃してしまったことに、悔やんでも悔やみきれない』
・『お酒の場でついうっかり失言してしまったこと、悔やんでも悔やみきれない』
「悔やみきれない」の類語や言い替え
「悔やみきれない」の類語や言い替えは以下の通りです。
・『痛恨の思いでございます』
・『残念な限りでございます』
・『慙愧(ざんき)に堪えません』
まとめ
今回は「悔やみきれない」について紹介しました。
意味や使い方を覚えておき、いざという時に正しく使える様にしておきましょう。
