「感無量の思いです」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「感無量の思いです」とは? ビジネス用語

言葉にできない自分の気持ちを伝えるフレーズとして「感無量の思いです」という表現があります。

喜びのスピーチでよく聞く表現ですが、ビジネス用語の「感無量の思いです」はどんな意味がありどのように使う言葉なのでしょうか。

「感無量の思いです」とは?

「感無量の思いです」とは、「喜びの気持ちが胸の中いっぱいに広がっている」という意味で使われているビジネス表現です。

「感無量」「感慨無量」の略語です。

胸にしみじみ染み入ることを意味する「感慨」の量が限りない、つまり「心に染み入りいっぱいになっている」という意味で使われます。

基本的にはポジティブな喜ばしい気持ちに対して用いられる表現なので、ビジネス用語としては「喜びや嬉しさで胸がいっぱいになっている」という限りなく幸せな気持ちを表します。

表彰後のスピーチや門出のあいさつなど本来であれば喜びや嬉しさを言葉で伝える場面なのにあまりにも感動しすぎて言葉にできないことを伝える時に用いる表現です。


「感無量の思いです」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

「感無量の思いです」という言葉からは何も考えられないほど心がいっぱいになっていることは伝わりますが、具体的な喜びや感謝については全く述べられていません。

喜びや感謝は直接口にするのが本来のマナーであり「感無量の思いです」だけで終えてしまうと相手にうまく気持ちが伝わらない恐れがあります。

「感無量の思いです」だけで終わらせるのではなく、きちんと思いを言葉にする努力も求められます。


「感無量の思いです」を使った例文

・『長年見たかった名画を目にして感無量の思いです』
・『立派に成長した姿を見られて感無量の思いです』
・『長く携わったプロジェクトがようやく完成の運びとなり感無量の思いです』

「感無量の思いです」の類語や言いかえ

「感無量です」も全く同じ意味で使えます。

「胸がいっぱいです」「言葉にできません」などもよく使われるフレーズです。

まとめ

「感無量の思いです」はとても強い気持ちに対して使われる表現です。

軽々しく使うと安っぽくなるので使う場面は選びましょう。

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