「慈悲深い」というビジネス用語の「意味・使い方・例文・類語の言い替え」を分かりやすく解説していきます。
「慈悲深い」とは?
「慈悲深い」とは、「相手に対する情けや思いやりの心が深いこと」を意味しているビジネス用語です。
「慈悲深い」には、「困っている他者を見捨てられないあわれみの気持ちが強い+他者を助けてあげようとする慈しみの気持ちが深い」のニュアンスがあります。
「慈悲」という言葉は、「他に楽を与える慈(マイトリー)+他の苦をなくす悲(カルナー)」の仏教用語に起源があります。
「慈悲深い」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「慈悲深い」というビジネス用語は、ビジネスメールの書き言葉でも直接向き合って会話するときの話し言葉でもどちらでも使えます。
「困っている相手に対する思いやりが深い+間違いを犯した相手に対しても情け深い」の意味合いで使う使い方になります。
使うときの注意点は、「自分が問題を起こしたりミスをしたりして、相手のゆるし(寛大な処置)を求めるような状況において使われることが多い」ということです。
「慈悲深い」を使った例文
・『この度の御社の慈悲深い特別なご対応について感謝の言葉もございません』
・『私がお願いできる立場ではございませんが、何とぞ部下の○○に慈悲深いご処置をお願い申し上げます』
・『社長の慈悲深い人事異動によって、不祥事を起こしたその問題社員は解雇されることはありませんでした』
・『○○様の慈悲深いご援助によって、弊社は何とか厳しい資金繰りの局面を乗り越えることができました』
「慈悲深い」の類語や言い替え
「慈悲深い」の類語・言い替えの表現を紹介します。
・『情け深い』
・『思いやりがある』
・『慈しみの心がある』
・『憐みの心がある』
・『惻隠の情がある』
・『心が広い』
・『慈愛が深い』
・『寛大である』
・『器量が大きい』
「慈悲深い」という言葉をシンプルな類語で言い替えると、「情け深い・思いやりがある・心が広い」になります。
「慈悲深い」の言葉には、「困窮している他者に対する慈しみと憐みの心がある」というニュアンスが込められています。
その意味合いから、「慈しみの心がある・憐みの心がある」に言い替えることができます。
中国古典の「孟子」に記された「惻隠の情(そくいんのじょう)」にも、「困っている人を見たらそのまま放っておくことができない人としての情け」の意味合いがあります。
「慈悲深い」の言い回しは、「不祥事や問題行動を起こした人に対して寛大な措置をする、器量が大きくて強く責めない」のニュアンスも備わっています。
そのため、「寛大である・器量が大きい」も類語として挙げることができるでしょう。
まとめ
「慈悲深い」というビジネス用語について詳しく解説しましたがいかがでしたか。
「慈悲深い」の意味・使い方・例文・類語の言い替えを調べたいときは、この記事の解説内容をチェックしてみてください。