「ただでさえ」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「ただでさえ」とは? ビジネス用語

ここでは「ただでさえ」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。

「ただでさえ」とは?

「ただでさえ」は、今の状態のままで、といった解釈になります。

例えば、「ただでさえ忙しいのに、次から次へと仕事が舞い込んでくるので困っています」のように用いると、今の状態のままでも忙しいのに、次から次へと仕事が入ってきて困っている様子を表しています。

「ただでさえ混雑している中、更に入場者が増えてきた」と使った場合も、今の状態のままで混雑しているのに〜という意味で用いており、そんな中、更にこういうことになっている(なりそうだ)といった使い方をするための表現です。


「ただでさえ」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この「ただでさえ」は、先のように、今のままでも、という意味で使われています。

「この商品はただでさえ高いのに、来月から値上げされる予定らしい」といったような用い方もよく見られ、このような今でもそうなのに、という使い方になると考えていいでしょう。

ビジネスシーンでも、「ただでさえ注文が多いクライアントなのに、今回の案件ではよりそれが多くて困っています」などという使い方がよく見られ、いずれのシーンでもあまりいい意味で用いられることはない表現となっています。


「ただでさえ」を使った例文

・『ただでさえ何かと忙しい中、今日は休んでいる人がいるので余計に大変な状況です』
・『ただでさえ面倒な案件なのに、追加で行って欲しいという内容が届いていると聞きました』

「ただでさえ」の類語や言い替え

・『ただでも』
この「ただでも」としても同じ意味になり、「ただでも忙しいので〜」のようにそのまま言い替えに用いることができます。

「ただでさえ」と共に、口語、文章のどちらで使える表現ですが、こちらは文章で用いることが多いため、口語の時には「ただでさえ」にするといった使い分けをするといいでしょう。

まとめ

「ただでさえ」は、今の状態のままで、という意味で用いられています。

実際には今でもそうなのに、と使われている表現で、そんな中、更にその状況が悪化した(しそうだ)と続けて用いられることが多く見られ、あまりいい意味にはならない使い方がほとんどとなっています。

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