この記事では、ビジネスシーンでよく使われるフレーズの「慢心せず」について、その意味や使い方や敬語表現を徹底解説します。
「慢心せず」とは?
「慢心せず」のフレーズにおける「慢心」の読みは「まんしん」で、「おごり高ぶる心」を意味する言葉です。
「慢心」の熟語の「慢」の漢字には「おこたる、おごる」といった意味があるので、「慢心」は先の意味となるのです。
次の「せず」は「する」の否定形です。
したがって「慢心せず」のフレーズは「おごり高ぶることなく、おごり高ぶらず」といった意味になります。
「慢心せず」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「慢心せず」のフレーズは、仕事で名誉ある表彰を受けたり、仕事の成果に対して上司から大変なお褒めの言葉をいただいた場面などで。
その名誉やお褒めの言葉に感謝を述べ、その上で「慢心せず」、これからも継続して頑張ると決意を述べる文章でよく使われます。
具体的には「過分なお褒めの言葉を頂戴し、心より感謝申し上げます。
今後も慢心せずに精進してまいります」等と使われます。
「慢心せず」は短いフレーズであり、「慢心することなく」等との言い換え等も使うことで、口頭でもメール等の書き言葉でも使えますし、先の例文の様に前後の文章を敬語表現とすることで、目上の人にも問題なく使えます。
「慢心せず」を使った例文
・『名誉ある賞を賜り恐縮でございます。慢心せずに今後も努力を重ねる所存です』
・『身に余るお褒めの言葉、誠にありがとうございます。これに慢心せずに精進いたします』
・『この度の件に慢心せず、全力で業務に邁進いたします』
「慢心せず」の類語や言い換え
「慢心」の類語としては「過信」や「うぬぼれ」や「傲り(おごり)」や「思い上がり」等が挙げられます。
したがって「慢心せず」のフレーズは「過信せず」や「うぬぼれず」や「傲らず」や「思い上がらず」等と言い換えることが出来ます。
また、「慢心せず」は「慢心することなく」や「慢心しないで」と言い換えることも出来ます。
さらに、謙譲語を使って「慢心いたさず」や「慢心いたすことなく」と、敬語に適した表現に言い換えることも出来ます。
まとめ
「慢心せず」のフレーズは「おごり高ぶることなく、おごり高ぶらず」といった意味になります。
表彰されたり、目上の人から褒められた際に、自分を戒める文章で、よく使われる表現です。
