正しい表現なのか、誰かに聞きたくなる日本語もあるものです。
「折からの」の適切な使い方と例文、似ている言い方を調べていきましょう。
「折からの」とは?
この場合の「折から」は「おりから」と読みます。
折は時節や季節をあらわす言い方です。
そのため、ふさわしい時、ちょうどそのような時、このような意味があります。
時間や時代をあらわす言葉と組み合わさることが多い、大人っぽい表現といえるでしょう。
「折からの」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
古典的な情緒も感じさせてくれるのが「折からの」という表現です。
時節や時代、時機をあらわす言葉なので「折からの雨で、アジサイが美しく咲きました」のように季節感あふれる文をつくることもできます。
「折からの」の後ろには名詞が入ることが多いので「折からの」を単独で使わないよう注意しておきましょう。
また「折からの」は高尚なフレーズなので、カジュアルな場では気取って聞こえることも。
その他の言い回しも覚えておき、その状況に応じたひと言を見つけていきましょう。
「折からの」を使った例文
・『折からの好景気と相まって、弊社の商品の売れ行きも好調でございます』
・『折からの冷え込みによって、山間部では雪が降りました』
「折からの」の類語や言い替え
似ている言い方に「折から」あるいは「折柄」があります。
手紙で用いる言い方で「天候不順の折柄、どうぞ体調の変化にお気を付けください」と用います。
天気がいつもより極端なので、体調管理に気を付けてくださいと解釈できます。
手紙を書く時は「折柄」と漢字を用いることが多いので、頭に入れておくといいでしょう。
言い替えに「季節柄」や「時分」そして「〇〇ですので」が挙げられます。
まとめ
「折からの」を解説しました。
ビジネスパーソンらしい表現を知っていると、自分の語彙力に自信が持てるようになります。
複数の言葉を学んで、できる人の仲間入りを果たしていきましょう。