「拝命いたします」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「拝命いたします」とは? ビジネス用語

ここでは「拝命いたします」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。

「拝命いたします」とは?

「拝命いたします」は、このように使う相手から命じられた内容をお受けしますという意味になる表現ですが、この形で使われることはあまりなく、「拝命いたしました」と使われることの方が多いため、以下、そちらとして説明していきます。

丁寧な表現のため、主として文章で使われており、多くは何かの立場や役職などを与えられた時に用いられています。

例えば、課長に昇進したといった時に「○月△日より××部の課長職を拝命いたしました」のように使うという具合で、そうなりましたと誰かに伝えるために用いられる表現ですが、その報告をする場合だけでなく、そういうことなので、これからはこうなるといったような使い方もよく見掛けます。

例を挙げると、「本日よりこのグループの主任を拝命いたしました。

よって、今後の日報は私宛に提出してください」
などという使い方がそれにあたります。


「拝命いたします」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この「拝命いたします」は、この形のまま用いるとなると、それを命じられた場でその内容を「拝命いたします」といった使い方になります。

「拝命」は前述のように、ある日から何かの役職に就いたといった報告や、それに合わせて何かがどうなるという使い方になる方が多いため、ほとんどの場合で「拝命いたしました」の方で使うと覚えておいていいでしょう。

役職に相当するものだけでなく、「僭越ながら、次回の会議の進行役を拝命いたしました」のような使い方をすることもでき、そのようなことになった、その立場になったと伝えるべき必要がある時に用いられています。

以下の例文はここまでの説明の通り、多く見られる「拝命いたしました」の方で挙げていきます。


「拝命いたしました」を使った例文

・『今月より、リーダー職を拝命いたしました。今後はより一層職務に励んでいきます所存です』
・『今期より、○○部長職を拝命いたしました。これからも皆様と共に益々会社として発展できるよう、どうぞご協力をお願いいたします』

「拝命いたします」の類語や言い替え

・『謹んでお受けいたします』
「拝命いたします」の形で使えるシーンでは、こちらに言い替えることができます。

そのまま「拝命いたします」とするよりも自然な表現になるので、そのような使い方ではこちらで用いることがほとんどです。

まとめ

「拝命いたします」は、「拝命いたしました」として、ある日からそうなった、それと同時にこういうことになったなどという用い方をされることが多い表現です。

そのままの形だと、命じられた内容を受けた場でのみ使うことができ、その時には類語として挙げた表現を用いる方が向いています。

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