「持たれておりました」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「持たれておりました」とは? ビジネス用語

使い慣れていないと、敬語の扱い方に自信が持てなくなるもの。

「持たれておりました」の正しい使い方を見ていきましょう。

「持たれておりました」とは?

この場合の「持たれて」は、何かを保有していることを指します。

また「興味を持つ」「持つ」から「関心があること」を意味します。

両方の意味合いがある日本語です。

ちなみに「持たれる」「持つ」の尊敬語として扱われています。

「おりました」は謙譲語と丁寧語が混ざった複雑な言い方となっています。


「持たれておりました」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

「持たれておりました」はビジネスシーンでは、あまり用いられない日本語です。

例えば展示会場で、新商品を紹介するブースに多くの人が集まっていたとします。

会社に戻った後に上司から「お客さんの反応はどうだった」と質問されたと仮定します。

このような時の返答文は「関心をお持ちのお客様が、大勢いらっしゃいました」「ご興味をお持ちのお客様が、数名いらっしゃいました」です。

「持たれておりました」だと誰に対しての敬語なのか曖昧なため、分かりにくい日本語になってしまいます。

明るいコミュニケーションを取るためにも、分かりやすい表現を心がけていきましょう。


「持たれておりました」を使った例文

・『興味深そうに、ご覧になっていました』
・『とても時間をかけて、熱心に見られていました』

「持たれておりました」の類語や言い替え

同じような言い方に「お持ちでした」もあります。

「青い傘をお持ちでした」「白い杖をお持ちでした」のようにお客様の携帯していた物を、伝える時に利用されています。

「保有している」という意味で「持つ」を使いたい時に用いていきましょう。

このほか言い替えの表現に「熱心に見られていました」「深々とご覧になっていました」が挙げられます。

いずれも「関心がある」という意味で「持つ」を使いたい時の言い方です。

伝わる表現をイメージしながら、臨機応変に用いていきましょう。

まとめ

「持たれておりました」についてお伝えしました。

その場に合う適切な表現を学んでいき、日本語の奥深さを味わっていきましょう。

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