この記事では、「支障が出ております」の使い方について分かりやすく説明していきます。
「支障が出ております」とは?
「支障が出ております」は、何らかの不具合やトラブルに見舞われて、ものごとが予定通り運ばない状態であることを伝える丁寧な表現です。
「支障+が+出て+おります」で成り立っている語で、「支障」は「ものごとを進行させる上での障害や妨げ」という意味、「が」は接続助詞、「出て」は動詞「出る」の連用形「出」に、接続助詞「て」が付いた語、「おります」は動詞「いる」の丁重語「おる」の連用形「おり」に、丁寧語「ます」が付いた語、全体で「ものごとの進行に障害や妨げが出ている」の敬語表現です。
「支障が出ております」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「支障が出ております」は、ものごとが予定通りに進まず、自分達だけではなく、相手にも良くない影響が出ている時に使われます。
相手に迷惑をかけることになりますので、納得できる様に理由と共に、いつ頃元に戻るのか、どの様な対策を講じているのかなどをきちんと説明する必要があります。
「大変ご迷惑をおかけいたします」などお詫びの言葉も併せて使いましょう。
「支障が出ております」を使った例文
「支障が出ております」を使った例文は以下の通りです。
『停電の為に、オンライン業務に支障が出ております』
停電が発生した影響で、ネットでの申し込みや問い合わせ、認証作業などが滞っていることを表しています。
『天候不良のため、商品のお届けに支障が出ております』
大雪や台風など自然災害による交通機関の乱れにより、商品の輸送が遅れていることを表しています。
「支障が出ております」の類語や言い替え
「支障が出ております」の類語や言い替えは以下の通りです。
『支障をきたしております』
「支障をきたす」は「支障を来す」と書き、「ものごとの妨げになること」という意味、「支障が出る」とほぼ同じです。
『差し障りが生じております』
「差し障り」は「何らかのものごとによって生じる不都合」という意味です。
『問題が生じております』
「問題」は「困った事柄」厄介な事件」という意味で、「支障が出ること」も含まれます。
まとめ
今回は「支障が出ております」について紹介しました。
意味や使い方を覚えておき、いざという時に正しく使える様にしておきましょう。