この記事では、ビジネスシーンでよく使われるフレーズの「教えていただきたく」について、その意味や使い方や敬語表現を徹底解説します。
「教えていただきたく」とは?
「教えていただきたく」のフレーズにおける「教えていただき」は、「教えていただく」の連用形です。
ここで「いただく」は助動詞で、「もらう」の謙譲語です。
したがって、「教えていただく」は「教えてもらう」の敬語表現となります。
また、「たく」は願望を示す言葉の「たい」の連用形です。
したがって「教えていただきたく」のフレーズは「教えてもらいたいと」といった意味の敬語表現となります。
「教えていただきたく」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「教えていただきたく」のフレーズは、連用形で終っているフレーズで、この後ろには「思います」の謙譲語表現の「存じます」や、「お願いする」の謙譲語表現の「お願い申し上げます」や「お願いいたします」等が付けられて完結した文章として使われます。
いずれの場合も、「教えてほしい」とお願いする文章となります。
このフレーズは口頭で使われることもありますが、手紙やメール等の書き言葉として使われることが多いと言えます。
「教えていただきたく」を使った例文
・『新しいシステムについて教えていただきたく、お願いいたします』
・『業界動向について教えていただきたく存じます』
・『今月分の納期の見通しを教えていただきたくお願い申し上げます』
「教えていただきたく」の類語や言い換え
「教えていただきたく」のフレーズは敬語ですが、さらに敬意を高めた「お教えいただきたく」や「ご教示いただきたく」と言い換えることができます。
これらの言い換え表現では「お〜いただく」の典型的な敬語表現の構文となっており、こちらの方が、「教えていただきたく」よりもよく使われる表現だと言えます。
まとめ
「教えていただきたく」のフレーズは「教えてもらいたいと」といった意味の敬語表現です。
この後ろには「存じます」や「お願い申し上げます」等が付けられてよく使われます。