「教えて頂いたことを糧に」は独立や人生の旅立ちの挨拶などで用いられるフレーズです。
比較的よく使われる言葉ですが、ビジネス用語の「教えて頂いたことを糧に」はどんな意味がありどのように使う言葉なのでしょうか。
「教えて頂いたことを糧に」とは?
「教えて頂いたことを糧に」とは、「これまで教わったことを力にして成長していく」という意味で使われているビジネス表現です。
「糧」とは食べ物を表す言葉です。
生きていくのに欠かせない食べ物はエネルギーとなるだけでなく自分の血肉となって体を作ります。
「教えて頂いたことを糧に」は先輩や上司から教えてもらったことを生きていくのに欠かせない食料に例えた表現です。
食べ物を摂取して体を作るように教わった内容を体に取り込み自らの力に変えて今後の活躍につなげていく、という前向きな意思を表しています。
指導してくれた恩師に対する感謝の気持ちや学びに対する変わらぬ意欲、今後の成長に向けた決意など複数の感情が含まれた言葉です。
「教えて頂いたことを糧に」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
人から教わっていることを前提にしているので仕事について教えてくれた上司や先輩のほか人生について教えてくれた恩人などに感謝を伝えるシーンで使います。
基本的には大切なことを教えてくれた相手に使う表現なので関わりが薄い人や大したことを教わっていない人に使うのは大げさ過ぎます。
「教えて頂いたことを糧に」を使った例文
・『教えて頂いたことを糧にこれからも頑張っていく所存です』
・『教えて頂いたことを糧に新天地でも仕事に励みます』
・『教えて頂いたことを糧にしてここまでやってきた』
「教えて頂いたことを糧に」の類語や言いかえ
「教えて頂いたことを活かして」「教えて頂いた成果を発揮して」「学びを糧に」「教えを糧に」などが同じ意味の言葉として使えます。
まとめ
「教えて頂いたことを糧に」はこれまでの感謝と未来への決意が一つにまとまった表現です。
感謝の手紙やスピーチなどに使う言葉なので覚えておきましょう。