この記事では、ビジネスシーンで使われることのあるフレーズの「明日までに返信いたします」について、その意味や使い方や敬語表現を徹底解説します。
「明日までに返信いたします」とは?
「明日までに返信いたします」における「明日」は言うまでもなく「次の日、翌日」のことです。
また「まで」は「日時を区切る」言葉で、その日時を含む表現です。
次の「返信」のメールでの「返事」を意味する言葉です。
最後の「いたします」は「する」の謙譲語の「いたす」に丁寧語の「ます」が付けられた表現です。
したがって、「明日までに返信いたします」は「翌日中に返事する」との意味の敬語表現となります。
「明日までに返信いたします」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「明日までに返信いたします」のフレーズは、取引先の方から、メールで何らかの問い合わせや相談を持ち掛けられた際に。
即答できないような場合に、「翌日中に返答します」との意味で使われるフレーズです。
会社員は、自分の判断だけで即答できないことも多く、上司の承諾を得る必要があることも少なくありません。
しかし、例えばメールをもらった当日には上司は不在で相談や承諾をもらえないケースなどで、このフレーズがしばしば使われます。
先に説明した通り、「まで」はその前に記された日時を含む表現ですが、含むか否かを間違えて取られることが少なくありません。
したがって、「明日まで」との表現よりも、「明日中」の方が、間違って取られることが少なくなり、こちらを使う方が良いでしょう。
また、メールの返信は定時内に出すのがビジネスマナーであり、それまでに先の例で言えば上司の承諾・確認が取れるなら、「明日17時までに」とするのも良いでしょう。
時間まで記載すれば、「まで」が17時を含むか否かは大きな時間差にはならないので、誤解があっても実質的に問題になることはないと言えるでしょう。
返信の期日を記述する際には、誤解されない言葉の選択と、ビジネスマナーを踏まえた表現とするのが大切と言えます。
「明日までに返信いたします」を使った例文
・『申し訳ございませんが、上司と相談の上、明日までに返信いたします』
・『明日までに返信いたしますが、それでよろしいでしょうかす』
「明日までに返信いたします」の類語や言い換え
「明日」の類語としては「翌日」が、また「まで」の類語としては「中」が挙げられます。
さらに「返信」の類語としては「返答」や「返事」が挙げられます。
したがって、これらの類語等を組み合わせて、「明日までに返信いたします」は「明日中に返答いたします」や「翌日中に返事いたします」と言い換えることが出来ます。
さらに、敬意を高めた敬語表現として「明日中にご返信申し上げます」と言い換えることも可能です。
まとめ
「明日までに返信いたします」は「翌日中に返事する」との意味の敬語表現です。
