社会人らしいフレーズを知っていると、頭のいい人と思ってもらえます。
「暦の上では」の適切な使い方と例文をチェックしていきましょう。
「暦の上では」とは?
この場合の「暦」とは、二十四節季をあらわします。
昔から日本で用いられてきた、季節をあらわす表現です。
また「上では」は「理論上は」というニュアンスがあります。
そのため「暦の上では」で「二十四節季であらわすなら」と訳せます。
暦とリアルな日々を照らし合わせ、考察する時の表現といえるでしょう。
「暦の上では」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
ビジネスメールや手紙を書く時に、気の利いた挨拶文を取り入れていくのは大切なこと。
「暦の上では」も、本題にはいる前の雑談につかえるおしゃれな言い方です。
例えば暦の上では夏に入ったのに、夏らしくないグズグズとした陽気が続いている時に使えます。
暦と実際の天気はミスマッチしていることが多いので、相手の心をなごます文を入れたい時に上手く取り入れていきましょう。
一方でこの文言を用いる場合は、正しい暦を知っておくことも大切です。
一般的に暦の上の春は2月4日の立春、そして暦の上の夏は立夏の5月7日頃、そして暦の上の秋は立秋の8月7日頃、冬の始まりの立冬は11月7日前後をあらわしています。
間違えて使用しないよう、歳時記にまつわるニュースを小まめにチェックしておきましょう。
「暦の上では」を使った例文
・『暦の上では春となりましたが、まだまだ寒い日が続いております』
・『暦の上で秋ですが、真夏のような暑さが続いています』
「暦の上では」の類語や言い替え
似ている言い方に「暦では」があります。
会話文で使いやすい言い方で「暦ではもう夏にはいったみたいです」と扱います。
言い替えに「二十四節季でしたら」があります。
まとめ
「暦の上では」を解説しました。
暦にまつわる様々な表現を学んでおくと、明るいやり取りができるものです。
大人の学び直しをおこなって、明日の業務に役立ててください。