謙遜した言い方は、いくつかあります。
「未熟者ですが」の正しい使い方と気を付けたい注意点を見ていきましょう。
色々な敬語を学んで、大きな自信につなげてください。
「未熟者ですが」とは?
この場合の「未熟者」の「未熟」は、フルーツが熟していないように、一人前としての技量が身についていないことを指しています。
また「者」はそうした人を指しています。
「ですが」は断りを入れる時の言い方になります。
そのため「未熟者ですが」で自分を控えめに伝える言い方になっています。
「未熟者ですが」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
新しい部署に配属された時に、控えめに自己紹介したい時もあるものです。
「私は自分のスキルに自信を持っています」とハキハキと伝えるよりも「未熟者ですが」と控えめにお伝えする方が、周りも明るい反応を見せてくれます。
お茶目な自分を売り込みたい時に、うまく取り入れていきましょう。
一方で「未熟者ですが」は、新卒として会社に入社する時は注意したい日本語になります。
新人として配属されたことは誰もが分かっているので、あえて「未熟者ですが」といわなくても意味が伝わります。
あまりしつこく「未熟者ですが」と言うと「そんなことはよく分かっています」と先輩に叱咤激励されてしまうので、使う頻度に気を付けておきましょう。
「未熟者ですが」を使った例文
・『未熟者ですが、どうぞよろしくお願いいたします』
・『未熟者ですが頑張ります。何卒よろしくお願いいたします』
「未熟者ですが」の類語や言い替え
似ている表現に「不束者ですが」もあります。
「ふつつかものですが」と読めます。
新一年生であることを、控えめにお伝えする文です。
一方で「無作法な人」というネガティブな意味もあるので、周りの人の評価に使わないよう注意しておきましょう。
言い替えに「不慣れな点も多々あるかと思いますが」が挙げられます。
まとめ
「未熟者ですが」を解説しました。
色々なビジネス敬語を知っていると、自分に自信が持てるようになります。
明るい未来を作っていくために、敬語のスペシャリストを目指していきましょう。