この記事では、「未熟者ですがご指導ご鞭撻」の使い方について分かりやすく説明していきます。
「未熟者ですがご指導ご鞭撻」とは?
「未熟者ですがご指導ご鞭撻」は、自分のことをへりくだって紹介する丁寧な表現です。
「未熟者+です+が+ご指導+ご鞭撻」で成り立っている語で、「未熟者」は「不慣れで技能が身に付いていない者を表す語」、「です」は丁寧語、「が」は逆接の意の助詞、「ご指導」「ご鞭撻」の「ご」は尊敬語の接頭辞、「指導」は「教え導くこと」、「鞭撻」は「むちで打ってこらしめること」から転じて「努力するよう励ますこと」、全体で「不慣れで技能が身についていない者だが、教え導いて激励すること」の敬語表現になります。
「未熟者ですがご指導ご鞭撻」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「未熟者ですがご指導ご鞭撻」は、新任の挨拶や、顔見せの挨拶の言葉として使われます。
自分をへりくだって伝える形式的な表現で、本当に何もできないという意味ではありません。
そう思われない様に、日々努力する姿勢を見せることが大切です。
「未熟者ですがご指導ご鞭撻」の正しい文章表現
「未熟者ですがご指導ご鞭撻」の正しい文章表現は以下の通りです。
・『まだまだ至らぬ点もございますが、何卒ご指導ご鞭撻』
「至らぬ点」は「配慮が不十分で行き届かない部分」、「ございます」は動詞「ある・いる」の丁寧語「ござる」の連用形「ござり」に、丁寧語「ます」が付いた「ござります」の音変化、「何卒」は「相手に強く願う気持ちを表す語」、全体の意味を変えずより丁寧な表現になります。
「未熟者ですがご指導ご鞭撻」を使った例文
「未熟者ですがご指導ご鞭撻」を使った例文は以下の通りです。
・『初めての業界で未熟者ですがご指導ご鞭撻賜れますと幸いに存じます』
・『入社して半年の未熟者ですがご指導ご鞭撻賜りますようお願い申し上げます』
・『営業マンとして未熟者ですがご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます』
「未熟者ですがご指導ご鞭撻」の類語や言い替え
「未熟者ですがご指導ご鞭撻」の類語や言い替えは以下の通りです。
・『まだまだ未熟な身ではございますが、何卒ご指導ご鞭撻』
・『まだまだ力不足ではございますが、何卒ご指導ご鞭撻』
・『浅学菲才の身ではございますが、何卒ご指導ご鞭撻』
まとめ
今回は「未熟者ですがご指導ご鞭撻」について紹介しました。
意味や使い方を覚えておき、いざという時に正しく使える様にしておきましょう。