「酷暑の折」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど、分かりやすく解説していきます。
「酷暑の折」とは?
「酷暑の折」とは、ひどく暑い夏の盛りである7月下旬から8月にかけて使用できる時候の挨拶の言葉です。
「もうしょのおり」と読み、酷な暑さを気遣う意味があるので暑中見舞いにもよく使われます。
なお、夏の初めや冷夏、夏の終わりには使用できない言葉ですので注意が必要です。
「酷暑の折」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「酷暑の折」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、あなたが夏のキャンペーン案内を相手先に送るとします。
その際、手紙の書き出しに「謹啓 酷暑の折、貴社におかれましては、益々ご発展のこととお慶び申し上げます」「拝啓 酷暑の折、〇〇様におかれましてはますますご清祥のことと存じます」と書き添えると丁寧な印象になります。
「酷暑の折」を使った例文
・『酷暑の折、ご足労戴きましてありがとうございました』
・『酷暑の折、くれぐれもご自愛ください』
「酷暑の折」の類語や敬語での言いかえ
たとえば「大暑の候」「猛暑厳しき折」などに言いかえできます。
「大暑」は凡そ7月21〜22日頃から8月7〜8日頃の立秋の前日まで使用できる言葉です。
また「盛夏の折」「極暑の候」「炎暑厳しき折」など夏の暑さを表す言葉はたくさんありますのでシーンによって使い分けましょう。
「酷暑の折」の返答や返信例
あなたが相手から「酷暑の折」というあいさつを受けた場合は、どのように返答すればよいのでしょうか。
夏の定型文なので特別な返答は必要ありませんが、やはり暑さを気遣う挨拶を返すとスマートです。
『夏の暑さも本番となり、ビールが恋しい季節となりました』
『暑さ厳しい折、皆様お変わりございませんか』
まとめ
このように「酷暑の折」は、夏の手紙やメールの挨拶文として使用できる言葉です。
ビジネスでもプライベートでも使える言葉ですので、覚えておくとよいでしょう。
