何かお目出度いような場面では、「末永い」を使うことがあります。
結婚式でもお馴染みなこの言葉の、正しい使い方や間違わない言い換えなどは、確かめておきたいところです。
「末永い」とは?
いまだ〜していないことを表している「未」と、時間が長いことや永遠を表す「永」を併せ、未来まで終わりのない時間の意味があります。
「末永い」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「末永い幸せを願って」のように誰かの幸せを祝い願う時や、人に支援をお願いする時、相手との長い関係を求める時などに含められる表現です。
特に結婚式や式典などの目出度いこ事柄で特に重用される傾向にあり、祝辞などの挨拶の中で用いられたり、手紙の締めくくりの言葉として良く使われています。
目出度い場面では、永遠に続く意味がある「末永い」が好ましいとされるため、永遠の意味がない「末長い」を用いることは控えたほうがよいかも知れません。
「末永い」を使った例文
・『お二人の末永いお幸せとご発展を心よりお祈りいたします』
・『これからの末永いお付き合いのほど、よろしくお願い申し上げます』
「末永い」の類語や言い替え
「末長い」は、未来に至るまで終わりのない長い時間を表す言葉ですが、永遠の意味はない言い方です。
「永遠(とわ)」は、いつまでも果てしなく時間や現象が続いていくことを表す言葉で、「とわ」と読むことで柔らかなニュアンスになります。
「永劫(えいごう)」は、極めて長い時間を表している言葉です。
「永久(とこしえ)」は、いつまでも続くことであり、「とこしえ」と言い表すことで柔らかな印象にすることができます。
まとめ
いつまでも終わりのない時間を表すのが、「末永い」という言葉なのでした。
特にお目出度い席の挨拶の中で、使われる場面が多くなります。
言い換えをする場合には、永遠(とわ)、永久(とこしえ)などを選んでみるのも適切です。