祈願にまつわる表現を知っていると、敬語の達人になれます。
「末筆ながら〇〇様のさらなるご活躍を祈念しております」の使い方を見ていきましょう。
「末筆ながら〇〇様のさらなるご活躍を祈念しております」とは?
「末筆ながら」は手紙やビジネス文書で用いる、締めの表現です。
「最後になりましたが」という訳があり、相手の活躍を気遣う場面で用いていきます。
「さらなるご活躍」とは、より一層の活躍をあらわします。
「祈念しております」はお祈りすることを示す言い回しです。
「末筆ながら〇〇様のさらなるご活躍を祈念しております」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
こちらの文章は年賀状や挨拶状など、フォーマルな場面で使う文章です。
〇〇様のところには相手の名前を入れていくので、変換しやすいビジネスメールの文に取り入れてみてもいいでしょう。
その際も通常の業務連絡の際に用いることは少なく、転勤や年始の挨拶状など、改まった場面で用いていきます。
また「さらなる」は「更なる」と漢字を当てはめて用いていくパターンもあるので、こちらの表現も学んでおきましょう。
「末筆ながら〇〇様のさらなるご活躍を祈念しております」を使った例文
・『末筆ながら〇〇様のさらなるご活躍を祈念しております』
・『末筆ではございますが、更なるご活躍を祈念しております』
「末筆ながら〇〇様のさらなるご活躍を祈念しております」の類語や言い替え
似ている表現に「最後になりましたが」が挙げられます。
「末筆ながら」は文章で用いる言い回しで「最後になりましたが」は主にスピーチで用いる表現です。
締めの挨拶として取り入れることができるので、こちらも覚えておきましょう。
また言い替えの表現に「末筆ではございますが、更なるご活躍を祈念しております」が挙げられます。
「末筆ですが」を「末筆ではございますが」に整えると、フォーマルな印象になります。
「皆様方の」や「書中で失礼いたしますが」などの言葉を補って、美しく整えていきましょう。
まとめ
「末筆ながら〇〇様のさらなるご活躍を祈念しております」を解説しました。
正しい表現を覚えて、敬語の達人を目指していきましょう。
