正しい言葉の意味を心得ておくと、スムーズなやり取りが可能になります。
「極力」の使い方を見ていきましょう。
「極力」とは?
極力は「きょくりょく」と読みます。
極限まで力を出すという意味合いがあり、やれるだけのことをやってみる時に使われています。
なし得る限りという解釈ができる、短いフレーズといえるでしょう。
「極力」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
力を尽くすという意味がある「極力」は、色々な場面で使われています。
精一杯取り組むと言いたい時も「極力」は使えます。
一方で「できる範囲で構いません」というニュアンスもあるので、こちらから柔らかいお願いをしたい時に取り入れることもできます。
一方で極力は「極力〜は控える」や「極力〜は避ける」のように、否定の言葉とセットで使われる表現です。
人によってはマイナスの言葉に捉えられてしまうので、他の表現と組み合わせながら、明るい文に仕上げていきましょう。
例えば「できる限り」は「できる」という言葉が含まれている、華やかな言葉です。
「できる限りの対応をさせていただきます」等、色々な場面で使われています。
こちらも併せて、頭に入れておきましょう。
「極力」を使った例文
・『ご期待に応えられるよう、極力励みます』
・『極力で構いませんので、早めにご提出いただければ幸いです』
「極力」の類語や言い替え
似ている表現に「可能な限り」があります。
出来るだけのことをやってみる場合など、気合をあらわしたい時に使われています。
また「可能な限りで構いません」というと、こちらの要望を伝えつつ「できない場合はそれでも構わないので」と含みを持たせることができます。
言い替えの表現に「可能でしたら」や「お時間にゆとりがありましたら」があります。
「可能でしたら、月曜日までに仕上げていただけると大変ありがたいです」と用いていきます。
まとめ
「極力」の使い方を解説しました。
色々な表現を正しく学んで、ビジネス敬語の達人を目指してください。
