ここでは「無事届いておりますでしょうか」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「無事届いておりますでしょうか」とは?
「無事届いておりますでしょうか」は、何かを送った相手にそれがきちんと届いているかと訊ねる表現になります。
こちらが直接送った訳ではなく、どこかからその相手に届く予定だという時にも使うことができ、その時にも同様にもう届いているかと聞いています。
「先日お送りした書類ですが、無事届いておりますでしょうか」のような使い方になりますが、「無事に」としていることから、比較的大事な内容になるものに用いることが多く、ビジネスシーンでは見積書や契約書などがよくその対象になりますが、大きさのある製品類に対して使っても問題ありません。
「無事届いておりますでしょうか」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「無事届いておりますでしょうか」は、メールでそれを送ったという時にはあまり使わない表現です。
発送の途中で万が一のことも考えられなくもない郵送や宅配便といったものを利用して送ったに用いるのが通例で、それが先のように大切なものだった場合に使われています。
届いているかと聞いていますが、そうだと仮定して「小包は無事届いておりますでしょうか。
その中に同封しました○○ですが〜」などと続ける使い方と、「無事届いておりますでしょうか。
もしそうではない場合は〜」のように届いていなかった時を考えて用いることができる表現です。
「無事届いておりますでしょうか」を使った例文
・『発送しました製品は無事届いておりますでしょうか。保証書はそちらに同封させていただいています』
・『先日郵送しましたお見積書は無事届いておりますでしょうか。もし行き違いでしたら、あと1、2日ほどお待ちいただきたいと思います』
「無事届いておりますでしょうか」の類語や言い替え
・『もう届いておりますでしょうか』
頭を「もう」とすると、既にそれが届いているかといった使い方になります。
「お送りしました製品はもう届いておりますでしょうか」のように用いますが、そろそろそちらに届く頃だと考えて使う表現になり、そうではない時にはと続ける用い方をする場合に向いています。
まとめ
「無事届いておりますでしょうか」は、その相手に何かがきちんと届いているかの確認のために使います。
「無事」とつけていることから、大事になる何かを対象にして用いられており、メールに対して使うには向いておらず、郵送や宅配便で送ったものがそうかと訊ねるために用いる表現となっています。