どのような敬語を使うべきか悩むことがあります。
「無事終えることができました」の使い方を見ていきましょう。
「無事終えることができました」とは?
「無事終える」は2通りの意味があります。
ひとつは何事もなく1年を過ごせたということ。
1年の終わりの挨拶に使う、年末のお礼文です。
もうひとつは取り組んでいた仕事がひと区切りついて、関係者の方に報告する文です。
ほっとした気持ちをあらわす、素直な文といえるでしょう。
「無事終えることができました」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
打ち上げの席で、関係者の方に「お疲れ様でした」と言いたい時に使われる言い回しです。
「無事に終えることができました。
ご支援いただいた方々、誠にありがとうございました」と感謝の言葉を添えていきます。
また年末の挨拶状で「今年もありがとうございました」という主旨の言葉を送りたい時に使用できます。
一方でこの表現は、それなりに親しい方やスタッフの方に発する表現です。
取引先の方に業務の完了報告をする時には、適さないので気を付けておきましょう。
「ご報告いたします」など改まった表現も覚えておき、場にあう言い回しを見つけてください。
「無事終えることができました」を使った例文
・『おかげ様で10周年イベントを、無事終えることができました』
・『ご尽力のおかげで、何とか無事終えることができました』
「無事終えることができました」の類語や言い替え
似ている表現に「無事に一年を終えることができました」があります。
今年お世話になった方に感謝の気持ちを伝えたい時に向いています。
「無事に一年を終えることができたのも、〇〇様のおかげです」とアレンジして気持ちを伝えていきましょう。
また言い替えの表現に「つつがなく終わりました」や「滞りなく完了いたしました」や「トラブルなく、終了いたしました」が挙げられます。
「〇〇様のお力添えのおかげです」や「これもひとえに〇〇様のおかげです」など相手の名前をプラスしていくと、思いの伝わる文になるでしょう。
まとめ
「無事終えることができました」をお伝えしました。
バラエティ豊かな表現を知って、敬語力を上げていきましょう。