本を送る時のビジネス敬語に、頭を悩ませることがあるかもしれません。
「献本させていただきます」の正しい使い方を見ていきましょう。
「献本させていただきます」とは?
この場合の「献本」とは、発売されたばかりの本を仕事関係者の方にお配りすることをいいます。
出版社または自費出版の作者がつかう言い回しで、本を贈ることを述べています。
また「させていただきます」は控えめに、お伝えする敬語です。
そのため「献本させていただきます」で「本が出来上がりましたので、記念にお贈りさせていただきます」という意味合いがあります。
「献本させていただきます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
ビジネス本や料理本の出版がおこなわれ、関係者の方に刷り上がった本をお送りする際に使われているのが「献本させていただきます」です。
デザイナーさん、大学の先生、その他関わった方に、感謝の気持ちを込めてお送りしていきましょう。
また「ご一読いただけますと幸いです」や「ご感想をお聞かせください」など、ひと言添えると温かみのある言い方に。
また協力してくれた方に対する、お礼の言葉も忘れないようにしましょう。
「献本させていただきます」を使った例文
・『その節はお世話になりました。遅くなりましたが、献本させていただきます』
・『ようやく形になりました。僭越ながら、献本させていただきます』
「献本させていただきます」の類語や言い替え
似ている表現に「ご協力いただき、ありがとうございました」があります。
取材の際に協力してもらった方に、お礼を伝える表現です。
「献本させていただきます」と組み合わせて用いるのもいいでしょう。
言い替えに「ようやく〇〇が完成いたしました。
お礼といっては何ですが、どうぞお受け取りください」や「〇〇をお贈りさせていただきます。
お時間ある時にご一読ください」があります。
まとめ
「献本させていただきます」を解説しました。
本の寄贈にまつわるフレーズを知って、敬語の達人を目指していきましょう。