この記事では、ビジネスシーンでよく使われるフレーズの「申し訳程度」について、その意味や使い方や言い換え表現などを徹底解説します。
「申し訳程度」とは?
「申し訳程度」の読みは「もうしわけていど」で、「名ばかりや、ほんの少しの」といった意味の言葉です。
そこから、「実質が伴わず、体裁だけのほんの少し」との意味でよく使われている表現です。
「申し訳程度」のフレーズにおける「申し訳」は、「いい訳」の遜った表現で、また「程度」は「それぐらい」との意味なので、このフレーズは先の意味となるのです。
「申し訳程度」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「申し訳程度」のフレーズの意味は先に説明したとおりですが、言い換えると「なんとか言い訳できる程度」や「ほんのわずかな分量」や「形ばかり」といった意味になります。
例えば、上司等からもっと真剣に仕事に取り組むよう指摘された際に、指摘された直後だけまじめに真剣に取り組み、暫くするとまたダラダラした仕事ぶりに戻ってしまう人を指して「彼はいつも上司の指摘に、申し訳程度に従うだけで、本質は一向に変わらない」等と使われます。
この文章では、「なんとか言い訳できる程度」や「形ばかり」といった意味で使われています。
また、旅行のお土産を渡す際に「申し訳程度の土産ですが」との言葉を添えることもよくあります。
この文章では、「ほんのわずかな分量」といった意味で使われています。
「申し訳程度」を使った例文
・『申し訳程度の減税では、景気回復の効果は薄いと言わざるを得ない』
・『申し訳程度の抗議をしただけで、結局何も変わることはありませんでした』
・『申し訳程度の土産物ですが、3時の休憩にでも皆で食べてください』
「申し訳程度」の類語や言い換え
「申し訳程度」の類語や言い換えとしては「印ばかり」や「雀の涙」や「心ばかり」等が挙げられます。
まとめ
「申し訳程度」のフレーズは、「名ばかりや、ほんの少しの」といった意味の表現です。
そこから、このフレーズは「実質が伴わず、体裁だけのほんの少し」との意味でもよく使われます。