ここでは「皆さんに一任します」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「皆さんに一任します」とは?
「皆さんに一任します」は、このように使う複数になる相手に全てを委ねるという意味になります。
「この件に関しましては、皆さんに一任します」と使った場合、その件はこう伝えている人たちに任せると言っており、その相手は、1つのグループや組織などになると考えてください。
つまり、そういった中の全員が対象になり、その相手に何かをまとめたり、決定する権利を渡すことになると考えると分かりやすく、こちらではそういったことを決めず、そちら側にそれをお願いしたいという意味で使われています。
「皆さんに一任します」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「皆さんに一任します」は、先のように、そちらのグループで何かをまとめたり、決めてもらいたいと言っている表現です。
その相手が複数になるので「皆さん」としているだけで、1人の場合には「○○様に」のように言い替えれば同じ意味になります。
ビジネスシーンでは、会社同士でお互いに何人かが参加している会議の場などで「こちらの選定に関しましては、皆さんに一任します」といった使い方がよく見られ、この時には、そちらの会社で決めてもらいたいと言っている用い方です。
「皆さんに一任します」を使った例文
・『○○についてはお任せいただきたいと思いますが、△△の部分は皆さんに一任します』
・『それをこちらで決めるのは難しいため、経験豊富な皆さんに一任します』
「皆さんに一任します」の類語や言い替え
・『そちら様に一任します』
相手が多人数の時には、このように使っても構いません。
そのまま言い替えになる表現で、1人の場合にも用いることができます。
また、「皆さん〜」とすると少しカジュアルに聞こえることから、ビジネスではその部分を「皆様」と丁寧にしたり、この「そちら様」とする使い方をする場合が多いです。
まとめ
「皆さんに一任します」は、このように使う相手になるグループなどに何かの全てをお願いするという意味で使われます。
多人数を相手に用いる表現ですが、その全ての人を対象にして、そちら側にお願いしたいといった意味になります。