日常の業務に際しては神事が関わることがあり、「祝詞を唱える」との言葉を使う機会もあるでしょう。
そもそも祝詞とは一体何か、理解ができている必要があります。
祝詞を唱えるの意味や使い方を、確認してみてください。
「祝詞を唱える」とは?
神棚へ神饌(しんせん)や幣帛(へいはく)を供え、神を称えたり感謝や祈願の言葉を届ける行動のことです。
これにより神から様々なご利益を得ることができます。
「祝詞を唱える」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
人生の中では時に、神前結婚、上棟式、初宮詣、神社の参拝などに関わる機会があります。
その時に祝詞を口にすることを伝えたり、話題にするにあたり「祝詞を唱える」を用いるのが良いです。
祝詞を唱えることにより神からご利益が得られますが、その種類には心身や場所の浄化、邪気払い、上等式では安全祈願、結婚式では円を強めるなどがあります。
祝詞は神主が唱えますが、一般人が唱えても良いとされています。
「唱える」とある場合は、声に出して読み上げるとの意味です。
言葉に用いる場合には、何処で、誰が、何のために祝詞を唱えるかという情報を伝えられるでしょう。
通常の読み方は「のりと」ですが、「ほぎごと」「しゅくし」としても間違いではありません。
しかし「祝詞(のりと)」が神に祈る言葉なのに対し、「祝詞(しゅくし)」は祝辞の意味があります。
「祝詞を唱える」の場合は必ず神に対する祝詞なので、間違えないようにしましょう。
「祝詞を唱える」を使った例文
・『上棟式では神主さんが祝詞を唱えますので、その準備をしてください』
・『私が祝詞を唱えることになるとは、思いませんでした』
「祝詞を唱える」の類語や言い替え
「祝詞を口にする」は、神に対して祝詞を読み上げることを表します。
「祝詞を読む」は、祝詞の文章を認識したり、読み上げることです。
「祝詞を届ける」は、祝詞を読み上げて、神に伝えることを表します。
「祝詞を奏上する」は、神に祝詞を申し上げることです。
「祓詞(はらえことば)を唱える」は、一般的な祝詞である、祓詞を読み上げることを意味します。
まとめ
神を称え感謝し祈願をすることが、「祝詞を唱える」の意味なのでした。
実際に唱える行動は、祝詞を声に出すことを表しています。
また祝詞の読み方を間違ったり、祝辞の意味に取り違えることには気をつけてください。
祝詞についての知識を高め、時々の神事に備えておきましょう。
