「私事で大変恐縮なのですが」というビジネス用語の「意味・使い方・例文・類語や言い替え」を分かりやすく解説していきます。
「私事で大変恐縮なのですが」とは?
「私事で大変恐縮なのですが」とは、「個人的な事柄で非常に恐れ入りますが」を意味している丁寧語のビジネス用語です。
「私事で大変恐縮なのですが」の「私事」は、「わたくしごと」あるいは「しじ」と読みます。
「私事」は話し言葉では「指示・支持」などの同音異義語が多い「しじ」という読み方は紛らわしいので、「わたくしごと」と読むことが多いのです。
「私事で大変恐縮なのですが」は、「仕事や公的な事柄ではなくプライベートな個人の事柄」というニュアンスがあります。
「恐縮」は「申し訳なさや恥ずかしさ、恐れなどで身が縮むような思いをする」の意味を持っています。
「私事で大変恐縮なのですが」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「私事で大変恐縮なのですが」のビジネス用語は、「個人的な内容でとても申し訳ないのですが」といった意味合いで使う使い方になります。
例えば、ビジネスメールで「私事で大変恐縮なのですが、葬儀があるため数日ほど返信が遅れる可能性がございます」などの使い方ができます。
会話の話し言葉でも使えますが、かなり堅苦しい語感のある言い回しになります。
使うときの注意点は、「申し訳ないと思っている私事の具体的内容まで伝えたほうが誤解が少なくなる」ということです。
「私事で大変恐縮なのですが」を使った例文
・『私事で大変恐縮なのですが、来週の土曜日は祖父の法要があるため出席ができません』
・『私事で大変恐縮なのですが、妻が出産間近なのでしばらくお休みをいただきます』
・『私事で大変恐縮なのですが、家庭の都合で毎月の夜の飲み会には参加できそうにもありません』
「私事で大変恐縮なのですが」の類語や言い替え
「私事で大変恐縮なのですが」の類語・言い替えの表現を紹介します。
・『私事で恐縮至極なのですが』
・『私事で大変申し訳ございませんが』
・『個人的な事情で大変恐縮なのですが』
・『個人的な事情でご迷惑をお掛けしますが』
・『プライベートな事柄で大変恐れ入りますが』
「私事で大変恐縮なのですが」の「大変恐縮なのですが」の部分は、「恐縮至極」や「大変申し訳ございませんが」といった類語に言い替えてもほぼ同じ意味を伝えられます。
「私事」という名詞の類語として、「個人的な事情」や「プライベートな事柄」を挙げることができます。
まとめ
「私事で大変恐縮なのですが」というビジネス用語について詳しく解説しましたがいかがでしたか。
「私事で大変恐縮なのですが」の意味・使い方・例文・類語や言い替えを調べたいときは、この記事の解説内容を参考にしてみてください。
