「立春の候」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「立春の候」とは? ビジネス用語

ここでは「立春の候」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。

「立春の候」とは?

「立春の候」は、暦の上での「立春」を過ぎた後に用いられる季節の挨拶表現です。

その「立春」は毎年2月4日頃で、そこから次の暦になる18日頃の「雨水」までの間に使われます。

それを過ぎても2月中であれば使うことができますが、「雨水」以降にはまた別の適した表現が存在するため、それまでの間に用いるのが一般的です。

この後にはいわゆるご機嫌伺いになる文言を続けて、そこまでを含めて文章の冒頭で用いる挨拶文になり、使えるタイミングで定型的に使われている表現です。

発音は「りっしゅんのこう」となりますが、口語で用いられることはまずありません。


「立春の候」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この「立春の候」は、解釈としては、暦の上では立春を過ぎ、序々に寒さが和らいできましたといった意味になります。

先のように定型的に使われている表現なので、その意味自体はあまり気にする必要はなく、文章の冒頭でのみ用いることができるため、それ以外の使い方はありません。

この手の表現を使った挨拶表現は、個人的な文章の書き出しとして無難な入り方をするために用いられていますが、ビジネスシーンでも会社や団体としてといった使い方ができない訳でもなく、その時にも定型文になると考えてください。


「立春の候」を使った例文

・『立春の候、いかがお過ごしでしょうか』
・『立春の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます』

「立春の候」の類語や言い替え

・『節分の侯』
豆まきで有名な「節分」は、「立春」の前日になります。

よって、その前後にはこの表現を使っても構いません。

2月になればすぐに使える表現で、使える時期はほんの数日間ですが、「節分」の当日には「立春の候」と使うには少し早いため、是非こちらを用いてください。

まとめ

「立春の候」は、「立春」になる2月4日頃から、次の「雨水」を迎える2月18日頃までを目処に用いられる挨拶表現になります。

例文のようにビジネスで使われることもありますが、個人的にやり取りのある間柄で手紙やメールの書き出しに用いられることが多く、その時期に合った冒頭のいいクッション文を作れる表現です。

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