ここでは「脱帽する」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「脱帽する」とは?
「脱帽する」は、その相手には敵わないという意味で用いる表現になります。
「毎度のことですが、あの人の手腕には脱帽するばかりです」のような使い方になり、その人が何かにおいてそれだけ凄腕だと言っています。
どんなことについて用いるのかといった制限は特になく、スポーツにおいて、「あの人のスーパープレイにはいつもながら脱帽する」などと使う例も多いです。
この手の用い方をする表現のため、悪い意味になることはまずありませんが、「あの人のずる賢さには脱帽するよ」といったような少し捻った使い方をしても構いません。
「脱帽する」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「脱帽する」は、先のように、それにおいてはその相手には敵わないといった解釈で用います。
ずる賢さの例を挙げましたが、その場合にもそちらにおいては敵わないと言っていますが、そういった使い方では必ずしも褒めている訳ではありません。
語尾を変えて「脱帽だ」や「脱帽です」のようにもよく使われており、行為や振る舞いなどがそれに該当すると「脱帽に値する」といったように用いることもできます。
対象になる相手そのものに、またはその技術などがそれになるというどちらの使い方でも色々な場面で用いられています。
「脱帽する」を使った例文
・『彼のクライアントへの真摯な姿勢にはいつもながら脱帽する』
・『あの人はまだそれほど経験がないと聞いているが、これだけの技術をもっていることに脱帽する』
「脱帽する」の類語や言い替え
・『感心する』
この「感心」としても似た意味で用いることができ、「脱帽」まではいかない程度に同様に思っているという解釈になります。
ですが、物言いとして目上の人や格上の相手に対して使うには向いておらず、ビジネスシーンでは部下を対象にしてそう思うといった用い方をすることが多いです。
まとめ
「脱帽する」は、その相手を称えて用いる表現です。
自分では敵わないという意味になりますが、必ずしもいい解釈で使われるとは限らず、あまりよくない方向なものの、それについては敵わないといった用い方をすることもできる表現です。