ここでは「行き届かない点も多々あるかと思いますが」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「行き届かない点も多々あるかと思いますが」とは?
「行き届かない点も多々あるかと思いますが」は、何か足りない点があるかも知れないという謙遜から用いる表現です。
使い方としては、その人の世話をすることになったような場合に、「行き届かない点も多々あるかと思いますが、何かありましたらいつでもお申し付けください」と用いるという具合で、先のように謙遜してそのように使っています。
決して上からではなく、下からその相手に礼儀としてそのような使い方をする表現になり、新しい職場に就いた、新しいグループに入ったといった際の最初の挨拶でも、やはり謙遜からよく使われています。
「行き届かない点も多々あるかと思いますが」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「行き届かない点も多々あるかと思いますが」は、先のように下から用いる表現になるため、使える場面が限られています。
そちらも前述の通りですが、そういったシチュエーションにおいて用いられ、BtoCの場面では主に相手がお客様に相当する時に使われます。
あくまで謙遜で用いる表現のため、このように使ったからと言って、本当に何かが足りない、力が及ばないという場合があってもいいという訳ではなく、定型表現のような形で礼儀で用いているということを忘れないようにしてください。
「行き届かない点も多々あるかと思いますが」を使った例文
・『行き届かない点も多々あるかと思いますが、精一杯努力させていただきます』
・『本日からお世話になります。行き届かない点も多々あるかと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします』
「行き届かない点も多々あるかと思いますが」の類語や言い替え
・『至らない部分も多々あるかと思いますが』
同様の使い方ができる表現です。
そのまま置き換えて使えるため、言い替え表現になります。
こちらにしても意味が変わることはありませんが、新しい職場に就いたような場合の挨拶に向いている表現で、そちらの時にはこの表現を用いた方が適しています。
まとめ
「行き届かない点も多々あるかと思いますが」は、何か足りなかったり、気が付かないような点があるかも知れない、と謙遜から使う表現になります。
その相手に対して下から礼儀として使う表現のため、本当にそういったことがあってもいいという訳ではありません。
