「行ってまいりましたが」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「行ってまいりましたが」とは? ビジネス用語

ここでは「行ってまいりましたが」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。

「行ってまいりましたが」とは?

「行ってまいりましたが」は、発音の仕方によって意味が変わる表現です。

1つは「いってまいりましたが」と読む場合で、「先日野球を見に東京ドームまで行ってまいましたが、とても素晴らしい球場でした」のような使い方になります。

そこに行ってきたと丁寧に用いており、目上の相手に対して使うことがほとんどです。

もう1つは「おこなってまいりました」という発音になり、「弊社はいくつかのイベントを行ってまいりましたが、次のそれは今までの中で最大規模になります」などと用いられ、そうしてきたと丁寧に使いたい場合の表現になります。


「行ってまいりましたが」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この「行ってまいりましたが」は、先のように2つの用い方がありますが、そのどちらなのかは使い方からの判断になります。

ただし、それは文章で用いる場合で、口語の時には発音ですぐに分かるため、その心配はありません。

語尾の「が」から、そうしたがと使う表現になり、文章で「おこなって〜」と使う場合、そちらだとすぐに分かるように「行なって〜」と用いることもできます。

特に同一の文章内で「行って(いって)」の方でも使っている場合には、混同しないようにそのような用い方がまま見られます。


「行ってまいりましたが」を使った例文

・『京都まで行って(いって)まいりましたが、歴史的情緒のあふれる街並みに圧倒されました』
・『これまでにいくつも似たような修理を行って(おこなって)まいりましたが、今回は多少手こずりそうです』

「行ってまいりましたが」の類語や言い替え

・『訊ねてきましたが』
こちらも2つの使い方ができる表現で、どちらの場合も「たずねて〜」と発音します。

「○○社を訊ねてきましたが〜」とすると、そこに行ってきたという意味になり、「○○さんが訊ねてきましたが〜」とした時には、その人がやってきたと言っています。

まとめ

「行ってまいりましたが」は、「いってまいりましたが」、または「おこなってまいりましたが」と発音する2つの使い方のある表現です。

後者の場合、「行なって〜」と表記すると分かりやすくなるため、そのような用い方をすることもままあります。

タイトルとURLをコピーしました