ここでは「見通しです」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「見通しです」とは?
「見通しです」は、そうなるだろうと考えられるという意味になる言葉です。
そうなる予定とも解釈できなくもありませんが、あくまでそうなるだろうという予測に過ぎないため、予定という言葉を使うのは少し違い、使った側がそうだと考えている時に用います。
「この会社の株価はしばらくは上昇は見込めない見通しです」のような使い方をした場合、しばらくはその株価は上がらないと考えられるといった予想をしていることになり、あくまで使った側がそのように考えているだけです。
よって、この言葉を使って「~の見通しです」などと表現された場合、必ずそうなる、またはその可能性が高いといった解釈ではなく、そう考えられると伝えているだけなので、その他の要素も十分に加味して判断しないといけないことも少なくありません。
「見通しです」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「見通しです」の「見通し」は「みとおし」と読み、それが間違っていたという意味で「見通しが甘かった」といった使い方をされることも多いです。
「見通し」がこれから先にこうなるだろうという予測を表しており、この使い方からも「~の見通しです」と用いられた内容が必ず信用できるものではないことが分かります。
ビジネスで見聞きすることも多く、口語、文章のどちらでも使われますが、使われた方は先のようにそれだけで判断はせず、他の色々な要素と絡めて考える必要があります。
つまり、使った人や団体、そのためのソースに相当するものなどがどれだけ信頼できるかという面が大きく、それら次第で場合によっては全く信用できなかったり、逆にかなりの信憑性があるかも知れません。
尚、見続けるという解釈で、「今日は一日部屋でDVDを見通しです」のような使い方もでき、この場合は「みどおし」と発音されます。
「見通しです」を使った例文
・『天気図から判断すると、この地域の天候は序々に回復してくる見通しです』
・『今四半期の営業利益は前期比で20%ほど大きくなる見通しです』
「見通しです」の類語や言い替え
・『見透しです』
文字で使う場合にはこちらの「見透し」と使うこともできます。
一般的ではありませんが、このように使えばもう1つの意味である見続けているといった解釈にとられることはないので、遭えてこちらを選ぶ場合もあります。
まとめ
「見通しです」は、そのように考えられるという解釈で使う言葉です。
見続けるという意味で使うこともできますが、そちらとの区別は文脈ですぐに分かるのでまず間違える心配はなく、使った人や団体などの予想、予測という意味でビジネスシーンでも用いられています。