ビジネスでは多くの人の協力があって成り立つことも多く、人に頼ることも当然よくあることです。
「託します」というフレーズは、そのような中で用いられるものであり、これより解説いたします。
「託します」とは?
「託します」は、動詞「託す」の連用形「託し」に、丁寧表現の助動詞「ます」の終止形もしくは連用形が付いた形です。
「託す」は、「本来自分がすべきことを他人に任せる」や「他人に頼る」という意味がある動詞です。
また、「自分が出来ないことを他人が代わりにしてくれることを期待する」という意味合いで使われることもあります。
他に、「他人に頼んで物を届けてもらう」という意味もあります。
以上のことから、「託します」とは、「(自分のことを)他人に任せます」という意味のフレーズと言えるでしょう。
「託します」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
何らかの理由により、自分の仕事や任務を他の人に任せる場合に用います。
例えば、入院するために自分の業務を後輩に任せる場合、「入院するので自分の仕事を後輩に託します」のような表現になります。
また、自分の力が及ばないので、他人に任せることで実現してもらうという意味では、「叶わなかった自分の夢は、彼に託します」のような形が考えられるでしょう。
一方、頻度は高くないものの「物を人に任せて届けてもらう」という意味では、「必要な書類を部下に託しますので、お受け取りください」のようなパターンがあり得ます。
「託します」を使った例文
他に考えられる使用例を挙げてみましょう
・『後の業務は部下に託しますが、問題があればご連絡ください』
・『思い切って後輩に託します』
「託します」の言い替え
「自分のことを人に任せる」という意味合いを、他の表現で代用出来れば言い替え表現になります。
・「預けます」
「預ける」には「後処理を信頼して任せる」という意味がありますので、言い替え可能です。
・「委ねます」
「委ねる」「ゆだねる」とは、「権限を譲って任せる」という意味ですから、代用表現になり得ます。
まとめ
「託します」とは、「自分のやるべきことを他人に任せます」という意味のフレーズです。