「貴社のご隆盛を承り」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「貴社のご隆盛を承り」とは? ビジネス用語

難しい言葉が出てくると、その解釈に悩んでしまうもの。

「貴社のご隆盛を承り」の使い方を見ていきましょう。

「貴社のご隆盛を承り」とは?

貴社とは相手の会社のことを指します。

おもに書き言葉で使われる言い方です。

そして「ご隆盛」は上昇の力がはなはだしく、力強く栄えることをいいます。

「承る」「聞く」の謙譲語としての意味があります。


「貴社のご隆盛を承り」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

ご隆盛は大きな団体が栄えることを指しています。

企業宛てに用いる言い方です。

また「ご隆盛を承る」「栄えていることを聞く、承知する」という意味合いがあります。

「いい噂を常々耳にしています」という意味合いで使いたくなりますが、ビジネスの現場ではめったに使われない用語です。

気取り過ぎてしまいおかしな文にならないよう、他の言い方も心がけておきましょう。


「貴社のご隆盛を承り」を使った例文

・『貴社ますますご隆盛のこととお慶び申し上げます』
・『貴社のご隆盛をお祈り申し上げます』

「貴社のご隆盛を承り」の類語や言い替え

こちらの表現と似ている言い方に「時下ますますご清栄の段」があります。

「時下」とは、近頃をあらわす丁寧な言い方です。

「ご清栄の段」で相手の企業が清らかに栄えていることを語っています。

「お慶び申し上げます」と繋げていき、ビジネス文書の冒頭で用いていくので覚えておきましょう。

また言い替えの表現に「貴社のご隆盛をお祈り申し上げます」「ますますのご発展を祈念いたします」そして「ますますご盛栄のこととお慶び申し上げます」が挙げられます。

いずれも組織宛てに用いる言い方で、相手の発展を祈る言い方になっています。

「ご隆盛」「ご発展」「ご盛栄」「ご清栄」と色々な熟語が並びますが、いずれも前向きなニュアンスがあるので覚えておきましょう。

まとめ

「貴社のご隆盛を承り」を見てきました。

適切な表現を知っておくと、ビジネス文書の作成を頼まれた時に、すらすらPCに向かえます。

基礎敬語を学んで、スキルのかさ上げをしていきましょう。

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