「貴社の更なる飛躍を切にお祈りいたします」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「貴社の更なる飛躍を切にお祈りいたします」とは? ビジネス用語

この記事では、ビジネスシーンでよく使われるフレーズの「貴社の更なる飛躍を切にお祈りいたします」について、その意味や使い方や敬語表現を徹底解説します。

「貴社の更なる飛躍を切にお祈りいたします」とは?

「貴社の更なる飛躍を切にお祈りいたします」のフレーズを言葉毎に分解し、少し詳しくその意味等を説明します。

まず最初の「貴社」「相手の会社、あなたの会社」の尊敬語です。

次の「更なる」「一層や、益々」を意味する言葉です。

また「飛躍」の読みは「ひやく」で、「大きく発展することや活躍すること」を意味する言葉です。

そして「切に」「心から」といった意味です。

最後の「お祈りいたします」「心から願うこと」を意味する「祈る」に敬意を示す接頭辞の「お」が付けられ、その後ろに「する」の謙譲語の「いたす」と丁寧語の「ます」が付けられて表現です。

したがって、「貴社の更なる飛躍を切にお祈りいたします」「あなたの会社の益々の発展を心から願う」との意味の丁寧な敬語表現となります。


「貴社の更なる飛躍を切にお祈りいたします」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

「貴社の更なる飛躍を切にお祈りいたします」のフレーズは、退職や転勤時に、これまで仕事上でお世話になっていた取引先の会社の方への挨拶状や挨拶メールでよく使われます。

こうした挨拶状では、自分が退職や転勤等することを報告し、お世話になった相手の方へのお礼、そして相手の方の会社が益々発展することを願うという流れで一般的に書かれます。

この最後の具体的な文章として、このフレーズがよく使われるのです。

このフレーズでは、「相手の会社、あなたの会社」の尊敬語として、「貴社」が使われていますが、同様の敬称に「御社」があります。

二つの言葉の違いとしては、「貴社」は書き言葉(文語)として使われ、「御社」は話し言葉(口語)として使われる点です。

このフレーズは改まった表現で、主に書き言葉として使われることが明らかで、したがって「御社」ではなく、「貴社」が使われているのは適切だと言えます。


「貴社の更なる飛躍を切にお祈りいたします」を使った例文

・『3月末で定年退職することになりました。これまでのご厚情に感謝すると共に、貴社の更なる飛躍を切にお祈りいたします』
・『この度、〇〇営業所に異動となりました。貴殿の益々のご活躍と貴社の更なる飛躍を切にお祈りいたします』

「貴社の更なる飛躍を切にお祈りいたします」の類語や言い換え

「貴社の更なる飛躍を切にお祈りいたします」の言い換え表現としては、「貴社の益々のご発展をお祈り申し上げます」「貴社の一層のご発展を祈念いたします」等が挙げられます。

まとめ

「貴社の更なる飛躍を切にお祈りいたします」「あなたの会社の益々の発展を心から願う」との意味の丁寧な敬語表現です。

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