会議中にもよく使われるフレーズには、「資料のご確認ありがとうございます」というものがあります。
相手に対して感謝を伝える表現ですが、これの使い方などを確かめてみましょう。
「資料のご確認ありがとうございます」とは?
調査や業務の材料を意味する「資料」を相手に渡し、それを確認されて使われたことに、感謝を述べる時の表現です。
「資料のご確認ありがとうございます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
業務の打ち合わせや会議などでは、仕事に関係する資料を用意して見てもらうことが頻繁です。
その資料を人に提供したり画面に表示をし、閲覧されて使い終わった時点で、「資料のご確認ありがとうございます」と言って感謝を伝える用法がされます。
これは資料が1つだけなら問題ないですが、資料が複数種ある場合には、いったい何の資料なのかを明確にする必要があるでしょう。
また資料が何度も配布される度に言うようだと、非常にくどい印象になってしまうので、使わないほうが無難な場合もあるかも知れません。
十分丁寧な表現ではありますが、目上に対しては物足りない表現と感じられる場合、言い換えをすることが求められます。
「資料のご確認ありがとうございます」を使った例文
・『先程配布いたしました資料のご確認ありがとうございます』
・『只今の資料のご確認ありがとうございます』
「資料のご確認ありがとうございます」の類語や言い替え
「資料をご確認いただきありがとうございます」は、もらうの謙譲語となる「いただく」を用いることで、丁寧さを上げた表現です。
「資料のご査収ありがとうございます」は、調べて受け取る意味がある「査収」を用いたうやうやしい言い方となります。
「資料のお目通しに感謝申し上げます」は、最初から最後まで読むことを表す「お目通し」を用い、感謝の言葉を併せた表現です。
またご確認の部分については「ご高覧」や「ご検収」とすることも可能です。
しかし「ご高覧」の場合はかなり目上に対した言葉なので、使う場面は限定的となるでしょう。
まとめ
相手に資料を渡して目を通され使い終わったことに、感謝の気持を込めて「資料のご確認ありがとうございます」と言うのでした。
資料が複数枚ある場合には、くどい印象にならないよう注意が必要です。
言い換える場合には「資料のご査収ありがとうございます」などの、丁寧な言い方を選んでみてください。