「賜物であると存じます」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「賜物であると存じます」とは? ビジネス用語

ここでは「賜物であると存じます」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。

「賜物であると存じます」とは?

「賜物であると存じます」は、何かの結果や途中経過になるものが、何かしらの行いのお陰だという使い方になる表現です。

分かりやすいように例を挙げると、「その優れた成績は努力の賜物であると存じます」といったような用い方になり、ここでは優れた成績を挙げたことが結果にあたり、それが努力のお陰だと使っています。

また、同時に努力あってのことだと、それを行ったことを賛美しており、このように、何かを頑張った、それに励んだためにその結果や途中経過があったのだろうと言っている表現になります。

丁寧な表現になるため、他社や目上の人を相手に用いても問題なく、口語には向いていないため、文章で使われています。


「賜物であると存じます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この「賜物であると存じます」は、人に対して用いる表現ですが、形を変えると自分に対して使うこともできます。

ただし、その時には「賜物だと思っています」のように少し表現を変えて、あくまで自分がそう思っているといった用い方にしないといけません。

「この試験に合格できたのは、自分の努力の賜物だと思っています」のような使い方がそれになりますが、この手の使い方は、言ってしまえば自画自賛になります。

よって、自慢にも聞こえてしまうため、使う相手には注意してください。

個人的にそれをブログやSNSに独り言として書いたり、付き合いからこのような表現を用いても問題がないと思われる相手であれば構いませんが、先の懸念から、あまり親しくない間柄で使うのはやめておいた方が無難です。


「賜物であると存じます」を使った例文

・『このイベントの成功は、関係者各位のご熱意とご協力の賜物であると存じます』
・『当社の今期の成長は、全社員の努力の賜物であると存じます』

「賜物であると存じます」の類語や言い替え

・『成果だと存じます』
「賜物」は、何かの結果や途中経過などのことですが、いい意味でのそれのことに対して用いる言葉のため、この「成果」と称しても問題ありません。

そのまま言い替えにできることも多く、少し柔らかい形にはなるものの、意味するところは変わりません。

まとめ

「賜物であると存じます」は、何かの結果や途中経過に対して、それがどういうことによって叶ったのだろうと用います。

いい意味でのそれらに使う表現で、形を変えると自分について用いることもできますが、その際には決して自慢だと思われないようにうまく使う必要があります。

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