仕事の進み具合について、話したいことがあります。
「進んでおり」の正しい使い方を学んでいきましょう。
「進んでおり」とは?
この場合の「進む」とは、業務内容が滞りなく前に進んでいることを指します。
「おり」は「いる」の謙譲語としてのニュアンスが含まれています。
プラン通りに上手くいっていること、問題なく進行していることを示しています。
「進んでおり」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
社外の方から「進捗状況について教えて欲しい」と言われることがあります。
また上司から「〇〇社との商談はどう」と進み具合を聞かれることがあるかもしれません。
トラブルなく進行していることを答える表現が「進んでおります」です。
「ご指示通りに進んでおります」など、相手を安心させるひと言を選んでおきましょう。
一方で本当はトラブルの火種を抱えているのに、上司や取引先に相談しないのは、信用問題につながります。
トラブルは見つけた時点で早めにシェアする方が、早く火を消せることがあります。
順調に進行していないのに嘘の上塗りをすると、最終的には追い込まれてしまうもの。
現状と照らし合わせて、正しく用いるようにしましょう。
「進んでおり」を使った例文
・『チーム内の士気も良く、円滑に進んでおります』
・『頂いた予定表通り、順調に進んでおります』
「進んでおり」の類語や言い替え
同じような表現に「進めてまいります」が挙げられます。
「進んでおり」は過去と現在の状況をあらわしますが「進めてまいります」は未来型の言い方になっています。
「一日も早く新薬の開発を進めてまいります」など、今後の計画について話をしたい時に用いてみましょう。
また言い替えの表現に「当初の予定通り、進んでおります」が挙げられます。
「当初の予定通り」を前に加えているので、文を読んだ人がすぐに内容を掴める文体になっています。
まとめ
「進んでおり」について学びました。
適切な敬語を知っておくと、落ちついたコミュニケーションを図れます。
明るい気持ちで、言い回しを学んでいきましょう。