この記事では、「遅くなります」の使い方について分かりやすく説明していきます。
「遅くなります」とは?
「遅くなります」は、あることをする予定だった時間に間に合わないことを伝える丁寧な表現です。
「遅く+なります」で成り立っている語で、「遅く」は形容詞「遅い」の連用形で、「時機に遅れている」「間に合わない」という意味、「なります」は「ある時間・時期などに至る」という意味の動詞「為る」の連用形に「ます」が付いた語、「遅くなります」で「時間が間に合わなくなる」の敬語表現になります。
「遅くなります」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「遅くなります」は、ある時間までに仕事や物の輸送が間に合わない時や、自分がその場所に行けない時に使われます。
相手に迷惑をかけることになりますので、「大変申し訳ございません」など謝罪の言葉を必ず使いましょう。
当然ながら、やむを得ない場合を除き、寝坊・私用・マイペースでの遅刻は言語道断です。
「遅くなります」の正しい敬語表現
「遅くなります」の正しい敬語表現は以下の通りです。
『遅刻いたします』
「遅刻」は「決められた時刻に遅れること」という意味、事実を述べる為に使います。
「いたします」は、動詞「する」の謙譲語「いたす」の連用形「いたし」に、丁寧語「ます」が付いた語です。
「遅くなります」を使った例文
「遅くなります」を使った例文は以下の通りです。
『会議の開始時間が30分遅くなります』
交通事情や天候不良などにより、会議の始まりの時間が遅くなったことを伝えています。
『商談が長引いたため、帰社の時間が予定より遅れます』
会社の上司や事務担当者に対して、事務所に戻る予定の時間が遅くなる時に使われます。
「遅くなります」の類語や言い替え
「遅くなります」の類語や言い替えは以下の通りです。
『遅延します』
「遅延(ちえん)」は「予定された期日や時間におくれること」「長引くこと」という意味です。
『時間に遅れます』
「遅れます」の「遅れ」は形容詞「遅い」の動詞「遅れる」の連用形で、「決められた時刻・期限よりあとになる」「間に合わない」という意味です。
『時間を繰り下げます』
「繰り下げる」は「期日や時間などを、予定より遅くする」という意味です。
まとめ
今回は「遅くなります」について紹介しました。
意味や使い方を覚えておき、いざという時に正しく使える様にしておきましょう。