「遅ればせながらで恐縮ですが」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「遅ればせながらで恐縮ですが」とは? ビジネス用語

この記事では、ビジネスシーンでよく使われるフレーズの「遅ればせながらで恐縮ですが」について、その意味や使い方や敬語表現を徹底解説します。

「遅ればせながらで恐縮ですが」とは?

「遅ればせながらで恐縮ですが」における「遅ればせながら」「遅くなってしまったが」「今さらですが」といった意味の言葉です。

この「遅ればせながら」「遅れる」「馳せる」「ながら」の3つの言葉が一体化した言葉です。

「遅ればせ」は、もともとは「人よりも遅れて馳せ参じる」という意味で、これに「?ではあるが」という意味を持つ「ながら」をつけて、「遅くなってしまったが」との意味に転じたものです。

また次の「恐縮ですが」の文字通りの意味は「恐れて身が縮むこと」で、「申し訳ありません」との気持ちを表現する言葉である「恐縮」に丁寧語の「です」と逆接の接続詞の「が」が付けられた表現です。

したがって、「遅ればせながらで恐縮ですが」「遅くなってしまい申し訳ありませんが」といった意味の丁寧な表現です。


「遅ればせながらで恐縮ですが」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

「遅ればせながらで恐縮ですが」のフレーズは、本来行うべき時期よりも遅くなった際に、それを申し訳ないという気持ちで使われる表現です。

例えば、本来はすぐに上司に報告すべきところを、タイミングを失して遅れて報告する際に、「遅ればせながらで恐縮ですが、先週のA社との打ち合わせ内容をご報告します」等と使われます。

また同僚等に、お子さんの誕生祝を贈るのが長期出張等で遅れてしまった際に、「遅ればせながらで恐縮ですが、お子さんの誕生祝をお届けします」等と使われたりします。

ただし、このフレーズは、はっきりと締め切り日が定められている期日を過ぎた際に、それを謝罪する意味で使うべきではありません。

例えば明日までの資料を持参してほしいと得意先の方に言われ、その期日を過ぎて持参する場合には、このフレーズを使うのは適切でありません。

こんな場合には、「大変遅くなってしまい、誠に申し訳ございません」としっかり謝罪する必要があります。


「遅ればせながらで恐縮ですが」を使った例文

・『遅ればせながらで恐縮ですが、お誕生日おめでとうございます』
・『遅ればせながらで恐縮ですが、先週の出張報告をさせていただきます』
・『遅ればせながらで恐縮ですが、結婚祝いをお贈りします』

「遅ればせながらで恐縮ですが」の類語や言い換え

「遅ればせながらで恐縮ですが」のフレーズは、「遅くなってしまい恐縮ですが」「遅くなって申し訳ございませんが」と言い換えることが出来ます。

まとめ

「遅ればせながらで恐縮ですが」「遅くなってしまい申し訳ありませんが」といった意味の丁寧な表現です。

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