この記事では「遠いところお越しいただき」について解説をします。
「遠いところお越しいただき」とは?
ある地点からの隔たりが大きいところから来てもらって、という意味です。
「遠い」は、ある地点とある地点との間が非常に離れていることをいいます。
距離にしてどれくらいをいうのか定義はありません。
「お越し」は「行くこと」「来ること」の意の尊敬語です。
「いただき」は「もらう」の謙譲語です。
「遠いところお越しいただき」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、遠いところから人が来てくれたときに用います。
わざわざ遠いところから来てくれたならば、そのことへ感謝の意を示すことが望ましいです。
相手はその場所に来るために、時間、お金、体力などを使っています。
遠いところから来ることは大変でしょう。
こちらのためにわざわざ来てくれているので、お礼を述べるのです。
この後にお礼の言葉を続けることができます。
伝えるタイミングは、ある場所にその人が到着したとき、その人がその場から帰るとき、帰った後などです。
何度お礼を述べても悪いことはないので、来たとき、帰るときなど、何度か伝えてもよいでしょう。
その際に形だけにならないようにします。
形だけになってしまうとかえって失礼です。
「ありがとうございます」ということだけでなく、他に一言でもあると、形だけという印象を与えにくくなります。
「遠いところお越しいただき」を使った例文
・『本日は遠いところお越しいただきありがとうございます』
「遠いところお越しいただき」の返答や返信
呼んでくれたときには、招いてくれたことへお礼を述べるとよいでしょう。
大変だったでしょうと気にかけてくれたときには、「いえいえ」といったことを伝えると、相手の気持ちが軽くなるでしょう。
わざわざ来てもらったことを「申し訳ない」と思っているかもしれず、その気持ちが軽くなります。
まとめ
この言葉は、遠いところから来てくれた人に対して用いられます。
遠いところから来るのは大変です。
わざわざ時間や体力などを使って来てくれているので、そのことへお礼を伝えることを忘れないようにしたいものです。