ここでは「重点を置いて対応いたします」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「重点を置いて対応いたします」とは?
「重点を置いて対応いたします」は、何に重視して対応すると伝えるための表現になります。
「今回の作業は、指摘のあった部分に重点を置いて対応いたします」とした場合、その作業は予め指摘をされていた部分を重視して行うと言っており、「今回は納期に重点を置いて対応いたします」と使った時には、まずは納期を守ることが大切だと解釈される使い方です。
このように、何かの対応を行うにあたり、重視するべき点を決めて、誰かにそうすると伝えるために使われています。
「重点を置いて対応いたします」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「重点を置いて対応いたします」は、ビジネスシーンでもよく見聞きする表現です。
先の納期の例のように、「この作業は予算に重点を置いて対応いたします」と用いると、予算を守ることが第一だと言っていると考えてよく、その対応において一番大事になる点を挙げ、それを強調している使い方になります。
率先してこのように用いる場合、こちらとしてそれを重視していると強調することが目的になりますが、相手よりそれを重視して欲しいと言われていた時には、その通りに行うと伝えるために使われています。
「重点を置いて対応いたします」を使った例文
・『ともかく、今出ている不具合点の修正に重点を置いて対応いたします』
・『現地の作業では、なるべく短期間で終わらすことに重点を置いて対応いたします』
「重点を置いて対応いたします」の類語や言い替え
・『比重を置いて対応いたします』
この「比重」とした場合も、その点を重く見て対応するという意味になる表現です。
よって、こちらもほとんど同じ使い方になり、「重きを置いて〜」として用いても構いません。
ただし、そちらにすると少し堅い表現になるため、無理にそのように使う必要はありません。
まとめ
「重点を置いて対応いたします」は、何かの点を重視してその対応を行うという意味で使われます。
相手からの指示でこのように使う場合と、率先してそうすると伝えるために用いることがあり、これからそのような心積もりでその対応にあたるという使い方になります。
