普段の会話よりもビジネスの中で用いる言葉に「鑑(かんが)みて」というものがあります。
会議などで使われがちな鑑みての、正しい用法や言い換えなどのご紹です。
「鑑みて」とは?
以前の例や規則に照らし合わせ、考慮をすることを意味しています。
「鑑(かがみ)」には手本や模範といった意味があるため、手本として照らし合わせて考慮する意味合いが強くなる表現です。
「鑑みて」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
先例から今後の対応を決めていくビジネスの中では、鑑みてを使う場面は多くなります。
ビジネスメールの中でもそうですが、特に今後の経営方針を決定する会議の最中に、鑑みてと言う頻度が高くなるでしょう。
正しい用法としては「〜に鑑みて」という形です。
しかし「〜に鑑みて」とした場合には、間違った用法になってしまうので注意が必要です。
「鑑みて」を使った例文
・『従来までの状況に鑑みて、この件は前向きに検討すべきと思われます』
・『過去の出来事に鑑みていけば、若干の問題があると存じます』
「鑑みて」の類語や言い替え
「踏まえて」は元々は足で踏みつけることを表す言葉であり、転じてある物事を前提として行動するということです。
「顧みて」は後ろを振り返ってみることや、過去の自分の行動を考えることであり、反省する意味も含まれています。
「省みて」は過去に自分が行ったことの良し悪しを考え、反省する意味の言葉です。
「考慮して」は物事について色んな要素を踏まえ、考えていくことを表しています。
完全に一致する類語は存在していませんが、上記のような言葉を使うことで対処可能です。
まとめ
過去の例などに照らし合わせた上で、行動することが「顧みて」という言葉なのでした。
用法としては「〜に鑑みて」であること抑えて遵守していく必要があります。
類語では「踏まえて」や「顧みて」などを使ってみるのが宜しいでしょう。