失礼のない敬語になっているか、ドキドキする表現もあるものです。
「関係各所」の適切な使い方と例文、似ている言い方を調べていきましょう。
「関係各所」とは?
この場合の「関係」とは仕事で関わっていること、または繋がりのあることを指しています。
また「各所」はあちこちの場所、それぞれの所を指しています。
そのため「関係各所」で何らかの業務でつながっている企業、組織、個人の方々をあらわしています。
大小さまざまある、複数の人たちや企業を指しています。
「関係各所」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
新しいことを発表する時、あるいは不祥事のお詫び会見をする時、多くの方に向けてビジネス文書やプレスリリースを発表する必要が出てきます。
ひとつの得意先でなく、これまで関わった複数の企業や団体、個人をあらわすのが「関係各所」という言い方になります。
どこまでを関係各所に含めるかは、発表する内容によっても異なってくるので、分からない場合は上司に確認しておくといいでしょう。
また「関係各所」は適切な表現ですが、敬語としての重みが少ないので、社外の方にそのまま用いると失礼にあたります。
社内のやり取りに限定しておき、社外の方には別のフレーズを用いるようにしましょう。
「関係各所」を使った例文
・『プレスリリースを発行しますので、関係各所に通達してください』
・『関係各所に向けて、記者会見をおこないます。準備をお願いします』
「関係各所」の類語や言い替え
似ている言葉に「関係各社」があります。
業務で関わっている企業をあらわします。
事業提携している企業などに用いられています。
言い替えに「お取引様各位」や「関係者各位」があります。
「各位」は複数の方々をあらわす、丁寧な言い方になります。
「関係各所」よりもフォーマルな言い方なので、社外文書に用いていきましょう。
まとめ
「関係各所」について解説しました。
正しい敬語について学んでおくと、自信をもって会社で働けます。
できるビジネスパーソンになるために、語彙力を鍛えましょう。