難しい表現を知っていると、できるビジネスマンに近づけます。
「陣頭指揮をとっていただき」を見ていきましょう。
「陣頭指揮をとっていただき」とは?
陣頭指揮とは、チームの最前列に立って多くの人をまとめることを指します。
戦時下において使われていた言葉で、軍隊のトップに就いて、方向性を打ち出すことを表現していました。
この場合は「いただき」が付いているので、リーダーを敬う言い方になっています。
「陣頭指揮をとっていただき」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
強いリーダーシップを持つ人が周りにいると、心強いものです。
これからの指針をはっきり出して具体的な指示を出してくれるので、安心して部下たちは付いていけます。
もともと「陣頭指揮」は陣営の中にいて指示を出すことをいいます。
つまり現場を重視しながら、適格な判断をとることを「陣頭指揮をとる」というのです。
現場に足しげく足を運んでくれ、部下を励ます上司がいたら、まさに陣頭指揮が取れる人。
褒め言葉のひとつになるので、明るく用いていきましょう。
一方で「陣頭指揮をとる」という表現は戦争をあらわす表現なので、人によっては嫌悪感を感じることもあります。
念のため他のライトな表現も、学んでおきましょう。
空気を読みながら場にあう日本語を選んでいくことも、コミュニケーション上手につながります。
「陣頭指揮をとっていただき」を使った例文
・『陣頭指揮をとっていただき、大変心強かったです』
・『陣頭指揮をとっていただき、ありがとうございました』
「陣頭指揮をとっていただき」の類語や言い替え
似ている言い方に「先陣を切って」があります。
「先陣を切る」はライバル社より先に、新しいことを実施することをいいます。
失敗を恐れずに新事業にチャレンジする、意欲的な行動です。
先駆者、パイオニア的存在と明るく言い替えできます。
その他の言い回しとして「チームを引っ張っていただき」や「率先して指示を出していただき」があります。
まとめ
「陣頭指揮をとっていただき」の使い方を学びました。
適切な敬語を知って、明るく仕事していきましょう。