この記事では、ビジネスシーンで使われることのあるフレーズの「面接の機会を頂きたい」について、その意味や使い方や、敬語表現を徹底解説します。
「面接の機会を頂きたい」とは?
「面接の機会を頂きたい」における「面接」は「直接会うこと」を意味する言葉です。
次の「機会」の読みは「きかい」で「ちょうどよい折や、チャンスのこと」を意味する言葉です。
また「頂きたい」は「もらう」の謙譲語の「頂く」に願望を示す「たい」が付けられた表現です。
したがって「面接の機会を頂きたい」とは「直接会うチャンスをもらいたい」との意味の謙譲語表現となります。
ちなみに、このフレーズで使われている「頂く(いただく)」は、動詞として使う場合は漢字表記の「頂く」を使い、補助動詞として使う場合は平仮名表記の「いただく」とするのが、日本語の決まりになっています。
ここでは、「機会をもらう」との意味で使われているので、「頂く(いただく)」は動詞と使われているので、このフレーズの「面接の機会を頂きたい」との表記は正しい表記だと言えます。
「面接の機会を頂きたい」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「面接の機会を頂きたい」との表現は、目上の人に「直接会ってもらえないか」とお願いする際に使われる謙譲語表現で、一般的にはこのフレーズの後ろに「存じます」を付けて「面接の機会を頂きたいと存じます」や、「お願い申し上げます」を付けて「面接の機会を頂きたくお願い申し上げます」や、「幸いです」を付けて「面接の機会を頂ければ幸いです」等の改まった敬語表現として使われます。
このフレーズで使われている「面接」は、しばしば「入学試験」や「入社試験」における「面接試験」を指して使われますが、本来この「面接」はもっと広く「人に直接会うこと」に使える言葉です。
したがって、このフレーズは「面接試験」をしてもらえないかとお願いする場合にも使えますが、新規開拓中の取引先の方や、普段接触のない会社の重役等の上司に「会ってほしい」とお願いする場合にも使えるフレーズです。
「面接の機会を頂きたい」を使った例文
・『貴社の経営理念に深く感銘しております。是非一度面接の機会を頂きたいと存じます』
・『営業所の運営に関してお願いしたい事項があり、誠に恐縮ですが面接の機会を頂きたく、お願い申し上げます』
「面接の機会を頂きたい」の類語や言い換え
「面接」の類語としては先の場面に応じて「面接試験」または「面会」が挙げられます。
したがって「面接の機会を頂きたい」は「面接試験の機会を頂きたい」や「面会の機会を頂きたい」と言い換えることが出来ます。
また、「機会」の類語としては「チャンス」があり、「面接のチャンスを頂きたい」と言い換えることも可能です。
まとめ
「面接の機会を頂きたい」とは「直接会うチャンスをもらいたい」との意味の謙譲語表現です。
このフレーズは、「面接」をお願いする際に使われる表現で、先に記した「存じます」や「お願い申し上げます」や「幸いです」を付けて、改まった敬語表現として使われます。