依頼にまつわる文は、いくつかあります。
「頂戴したくお願い申し上げます」の正しい使い方を見ていきましょう。
「頂戴したくお願い申し上げます」とは?
「頂戴したく」の「頂戴する」は「もらう」の謙譲語です。
この場合は「お願い申し上げます」と丁寧な依頼文が付いているので、もらうことを丁重にお願いする文になっています。
「頂けないでしょうか」という意味が込められています。
「頂戴したくお願い申し上げます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
相手の許可が欲しい時のメッセージに、悩むことがあるかもしれません。
目上の方に「〜をいただきたいのですが」と許可をもらう際に用いられているのが「頂戴したくお願い申し上げます」にあたります。
かなり厳かな表現なので、個人的な事情から長期休暇をもらいたい時、転職のため退職願を出したい時に用いられています。
へりくだって目上の方にお願いしたい時に取り入れていきましょう。
一方で「頂戴したくお願い申し上げます」は日常現場では、用いられない表現です。
例えば交通費精算書のサインをもらう、書類のお届け印をもらう時には不釣り合いに感じられます。
場を選んで、快適に使っていきましょう。
「頂戴したくお願い申し上げます」を使った例文
・『長期休暇を頂戴したく、お願い申し上げます』
・『承諾のお言葉を頂戴したく、お願い申し上げます』
「頂戴したくお願い申し上げます」の類語や言い替え
似ている表現に「お休みをいただいても、よろしいでしょうか」や「お休みさせてください」があります。
家族の体調不良により、当日お休みを取らなければいけない時に使われています。
直属の上司にSNSで連絡を入れる時に用いていきましょう。
このほか言い替えの表現に「いただけますでしょうか」や「いただきたく存じます」があります。
「恐れ入りますが、こちらにサインをご記入いただきたく存じます」と使います。
まとめ
「頂戴したくお願い申し上げます」をお伝えしました。
正しい敬語の意味を知って、実用的な言葉を身につけていきましょう。