「30分ほどお時間をいただけますでしょうか」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「30分ほどお時間をいただけますでしょうか」とは? ビジネス用語

ここでは「30分ほどお時間をいただけますでしょうか」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。

「30分ほどお時間をいただけますでしょうか」とは?

「30分ほどお時間をいただけますでしょうか」は、その相手への何かの返事や納品物などの提供を30分待って欲しいという意味で使われます。

「30分」の部分は自由に変えて使うことができるので、1時間などとその為に必要になる時間に都度変更して用いてください。

「いただけますでしょうか」「いただけますか」を丁寧にした形で、相手に時間をもらえないかと聞いている表現になります。

よって、相手の了承を得ないとその時間がもらえないのかという点ですが、それについてはこの表現を使った時点で実質的にそれだけの時間をもらうと言っているのと同じなので、返答を待たずにそのための作業などを始めてしまって構いません。


「30分ほどお時間をいただけますでしょうか」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この「30分ほどお時間をいただけますでしょうか」は、この後すぐに30分の時間を要するといった意味だけでなく、どこかのタイミングでそれを行いたいといった使い方をすることもできます。

例えば、来週のどこかで30分ほどミーティングの時間が欲しいといったような用い方ができ、このような使い方は言わばアポをとっているのと同じなので、先のケースとは違って相手の返答を待つ必要があります。

そういった使い方ではなく、「この後回答いたしますが、30分ほどお時間をいただけますでしょうか」などという普通の使い方をした場合にはその返答を待つ必要がないことを書きましたが、相手の方から「30分では長い」のようにその時間全てはもらえないいう返答があった時には、適当な対応が必要になります。


「30分ほどお時間をいただけますでしょうか」を使った例文

・『すぐに修正いたしますので、30分ほどお時間をいただけますでしょうか』
・『来月の展示会の打ち合わせをしたいと思いますので、今週のどこかで30分ほどお時間をいただけますでしょうか』

「30分ほどお時間をいただけますでしょうか」の類語や言い替え

・『30分ほどお時間を頂戴したく存じます』
丁寧に言い替えた表現になります。

こちらの表現はアポ取りとして使う場合に向いており、上の例文の2番目のような使い方の言い替えに適しています。

「お時間をいただけますでしょうか」でも十分丁寧な形で、誰に対して使っても失礼になることはありませんが、相手によってはより丁寧なこちらを使った方が適している場合があります。

まとめ

「30分ほどお時間をいただけますでしょうか」は、この後何かをするために30分ほど時間をもらいたい、もしくはどこかのタイミングで30分ほど時間を空けていただきたいといった使い方ができる表現です。

前者として使った場合は基本的に相手に返答を待つ必要はなく、すぐに作業などに入ってください。

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